書き始めた当初はダンディおじさんを遠くで眺めて愛でるだけの話になるはずだった「カクテルの紡ぐ恋歌」に、やっぱりそのテのシーンを入れる必要性を感じて、ガイドライン的に大丈夫かなあなどと過去の近況ノートでうだうだ悩んでいたのですが、一月ほど前に「ここまでは許されるであろう」という確信を持って当該エピソードを投稿しました。
で、投稿してから重大な過ちに気が付きました。
今まで、自分が運営サマから怒られないかということばかり考えていましたが、読んでくださってる方々の気持ちに配慮するという点には、全く思いが及んでいなかったと……m(>_<)m💦
と申しますのは、公開後、当該エピソードのPVが増えるとフォロワー数が減る、という現象をたびたび目にしたからです。減少分のすべてが当該エピソードのせいだとは言えませんが、その可能性は大いにある気がして、そこでようやく「おじさんとヒロインのそのテのシーンは読みたくなかった」という反応もあって当然であろうと気が付きました。
「性描写あり」のレーティングは第1話投稿時から付けていましたが、当該エピソードに至るまでの26万字超の間はほぼ色気なしですし、読者さまの中にはレーティングが付いていることをすっかり忘れておられた方もいらしたに違いない(更新も超遅いし)。レーティング付きを承知で読んでくださっていた方々の中にも、「文字で具体化されたものはエグみが出て嫌だ」という印象を持ったお人がおられたに違いない(なにしろ片方おじさんだし)。
「ちょっと覗いて離脱」というパターンなら、お口に合わずすみませんと申し上げるしかないのですが、貴重な時間を費やして26万字超も読んでくださった方々を当該エピソードで不快にさせてしまったとあっては、あまりにも申し訳ないです。配慮が足りず、本当にすみません。
遅ればせながら、当該エピソードに関わる部分は、「オリジナル版」と「全年齢版」の二つに分け、読者さまのお好みで選んでいただけるようにいたしました。書いている側としては、現在も「拙作にそのテのシーンは必要」と考えておりますので、公開状態は現行のままですが、当該部分についてはエピソード冒頭に性描写が入る旨のお知らせと「全年齢版」へのご案内を載せております。「全年齢版」は下読み機能を使って閲覧することができます(下読み画面だと少々見にくいですが……💦)
具体的には、サブタイトル「時の境界線(2)」とその次の「儚い闇」がオリジナル版と全年齢版の二本立て(?)になります。全年齢版をご覧になる場合は、「時の境界線(2)」の冒頭に記載したリンクから下読み画面に飛び、二話分をご覧いただいた後に、下読み画面下部にあるリンクから本編「休日の職場」に合流する形になります。
そのテのシーンを含むエピソードを出す前にこの「迂回路」を考えておくべきでしたが、そこまでの配慮が至らず、ご不快な思いをなさった方々には心よりお詫び申し上げます。