「ちっちゃいけど、お国を守ってるつもりです。」に☆を下さった風花さま、@kenoyamaさま、ありがとうございます。とっても嬉しいです~m(≧▽≦)mお二人とも近況ノートに書き込みができなかったので、この場で御礼申し上げます。
今日はいろんな所で入社式が行われ、たくさんの初々しい新人さんたちが実社会での第一歩を踏み出したわけですが、拙作の佳奈さんの勤め先に設定されている某中央官庁でもリアルに入省式が行われたようです。
作中では、第二章「聞いていない話(2)」で入省代表者が「宣誓書」を読み上げて佳奈さんが目を回してしまいましたが、リアルであの「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め云々」という文言に「そんなん聞いてないよ!」と騒ぐ新人はいなかったのだろうか……、なんてアホなことが気になっております^^;;
拙作の佳奈さんは、初日に「聞いていない」話ばかり聞かされ、次の日は朝から「帰りたい」という心境で出勤いたしましたが、動物っぽくも心優しい上司と先輩陣に恵まれ、ぼちぼち経験を積んでいます(書くのが遅いのでなかなか成長しないですが……💦)
期待と不安の混じった気持ちで第一日目を終えたであろう新人さんたちに一つ申し上げたいのは、本来、新人さんは「成長するのが仕事」であって、決して「今すぐ戦力にならなければ自分はダメだ」などと自らを精神的に追い詰める必要はないということです。
「ブラック企業」という言葉が世に定着して久しいですが、新人さんはこれから育てられる者、というのが本来の姿です。仕事中に致命的な失敗をやらかした佳奈さんにフグ顔の上司が語るセリフは、そのまま私が若い新人さんにお伝えしたく、そして、かつて新人だった管理職の人たちに声を大にして言いたい言葉でもあります。
『新人さんは、経験者にサポートされながら少しずつ成長するのが仕事だよ。最近、『即戦力のある新人を求める』なんて言葉を聞くけど、あれって間違ってると思うんだよね。新人がすぐに戦力になるようだったら、私ら存在価値ないわけだし…(中略)…みんな、若い頃にいろいろやらかして、そのたびに誰かに助けてもらって、何とかこれまでやってきたんだよ。経験を積んで、だんだん『助けてもらう側』から『助ける側』に役割が変わってく。藍原さんも、そのうち『助ける側』になるんだから。みんな、順番に役割を交代してって、世の中成り立っているんだよ。たぶんね』
フグ顔の彼のような人も、まだまだこの世にたくさんいると思います。そんな人が人生初の上司となりますように……。リアルの新人さんたちにたくさんの幸あることを、心から祈ってますm(*^_^*)m