お昼にお仕事コンの最終発表がありました。受賞されたお二方、おめでとうございます!
拙作「ちっちゃいけど…」はとても及ばずでしたが、あのそうそうたる通過作の中に入れていただいただけで一世一代の奇跡、といまだに感慨にふけっております。コンテスト期間中も応募期間が終わってからも、たくさんの応援をいただきまして、拙作を覗きにきてくださった方々には、ただただ感謝申し上げるばかりですm(_ _)m
いろんなことを学ばせていただいた今回のコンテストは、今思うと、お気軽に読めるものよりは、池井戸潤先生の「オレたちバブル入行組」のようなガチテイストのものが求められていたのかもしれません。えっ、そんなん最初から分かってた? 知らずに参加したの私だけ? そういえば30作に絞られた時点で確かにどの作品もガチ系で、おちゃらけてるの自分のだけだったし…m(_ _;)m
おまけに、応募作品に求める要素の一つに「主人公の成長」が挙げられていたのに、10万字過ぎて「手痛い失敗からちょっと立ち直りそうな感じ」という状態だと、「こいつ、最後まで成長しなさそうだな」と思われても致し方ない…m(T_T)m実際のところ、コンテスト参加当時のプロットでは、「成長」という要素はやはり足りなかったような気がしております。
表現スキル、構成力、完結力(?)どれをとっても至らぬ上に、もしかしたら若干カテゴリーエラーだったかもしれない拙作を、温かい目で読んでくださった皆様、「なんじゃこりゃ?」とつまみ上げて下さった運営サマ、本当にありがとうございますm(_ _ )m
ただ、本コンテストで求められていたものを事前に承知していたとしても、拙作をガチなテイストの成長物語として書くことはできなかったと思います。だって基本おちゃらけで書きたかったんだもん…(すいませんm(_ _)m
リアルの仕事は、もちろんヘビーだし、鬱なこといっぱいあるし、悔しいこともいら立つことも山ほどあります。仕事のもろもろで心折れ、家に帰る途中に電車を待ちながら線路をじっと見つめる、という経験は私にもあります。このご時世、十万字以内で成長できない主人公は、リアルならいじめられてクビになるのがオチなのかもしれません。でも、そういうリアルを書くのはツライ。おちゃらけモードでお話を書きながら、私は「なんだかんだいいつつあったかい職場」を描きたいのかもしれません。
以前、遅筆なのでコンテストが終わってもひとり細々と書いていそう、とどこかで書いたか呟いたかした記憶があるのですが、ホントにそうなってしまいました! ホントにいまだに書いてます! ひとつエピソードを出すたびに、次のエピソードの詳細詰めてる状態です!
コンテスト中にたくさんの応援コメントをいただき、「読んでくださる方々を思いながら物語を書くとはどういうことか」がわずかなりとも分かってきて、後半のプロットを変更したのですが、その変更に二か月かかり、続きを書き始めても相変わらずの遅筆…。こ、今後も地道に頑張ってまいりますm(_ _)m
ひとつ気楽になりましたのは、コンテストが完全に終了して文字数制限がなくなったことです。先の「成長」の話に関連するのですが、拙作の主人公は遅筆の私に似て成長が遅いので、制限字数内に無理やり成長させると、かえって不自然になる可能性が大でした。正直なところ、これじゃ収まり悪いなあ、と頭を抱えていたところもあったのですが、今日からは文字数を気にせず、カットする予定だったエピソードも全部入れることにして、のんびり書いていきたいと存じます。
成長スピードがドンガメ並みのオタク主人公のストーリーですが、今後も時々覗いていただけましたら、大変感激でございます。いつか「なかなか成長しないオタク人間がぼちぼち頑張るおちゃらけお仕事小説コンテスト」というのがありましたら、再度エントリーを目指したいと思います。まずは完結が先ですが…m(_ _)m
こんな調子ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。