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【ファラオの寵妃】第3話の図3&4

『ファラオの寵妃』はマニアックなので読んでいただけないかなと思っていたのですが、思ったよりも読んでいただけてとても嬉しいです。

https://kakuyomu.jp/works/16818093088194897522

もう第3話「王女の教育係」と閑話1「イアフメス/パアエンネヘベトとセンエンムウト」を読了された方には大変申し訳ないのですが、図を近況ノートにアップロードしてリンクを閑話1(第3話の説明回)に貼るのを忘れておりました。すみません!


【図3】
添付画像は図3「ネフェルウラーに言及しているイアフメス/ペンネヘベトの自伝碑文」です。右から2番目の列のカルトゥーシュがネフェルウラーの名前で、その左側の列のカルトゥーシュがハトシェプストの名前「マアトカーラー」になります。

イアフメス/パアエンネヘベトがネフェルウラーの教育係だった時期は厳密には分かっていませんが、その事実を記した彼の墓の自伝碑文でハトシェプストに正妃と神妻の称号が付いているので、ハトシェプスト戴冠前だったと思われます。

イアフメス/パアエンネヘベトの墓は上エジプト(エジプト南部)のエルカブにあります。エルカブの位置は次の近況ノートに貼るエジプト地図をご覧下さい:
https://kakuyomu.jp/users/Tazu_Apple/news/16818093088864130275

図3の出典:Lepsius, Carl Richard. Denkmaeler aus Aegypten und Aethiopien nach den Zeichnungen der von Seiner Majestät dem Könige von Preußen Friedrich Wilhelm IV nach diesen Ländern gesendeten und in den Jahren 1842–1845 ausgeführten wissenschaftlichen Expedition auf Befehl Seiner Majestät herausgegeben und erläutert, Bd. V, Abtheilung III, Berlin, 1852, Bl. 43, a.


【図4】
センエンムウトは、自分の彫像を数多く作らせましたが、その中には王女の教育係として子供のネフェルウラーを抱いている彫像がいくつもあります。次の図4もその1つです。

図4:幼いネフェルウラーを膝に抱くセンエンムウトの座像(EA174、大英博物館)CC BY-NC-SA 4.0
こちらの図はリンク先をご覧ください:https://www.britishmuseum.org/collection/object/Y_EA174


第3話「王女の教育係」へ戻る:
https://kakuyomu.jp/works/16818093088194897522/episodes/16818093088607717290#end

閑話1「イアフメス/パアエンネヘベトとセンエンムウト」へ戻る:
https://kakuyomu.jp/works/16818093088194897522/episodes/16818093088607949563

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