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【作品紹介】『般若の船』(楠木夢路さん作)

感想・作品紹介エッセイ『迷える子羊の読書録』を更新しました。

昨日の近況ノートで水無月氷泉さんの『隔週カクヨム~考えるな、クリックだ』20241001号の剣豪小説特集に私の推薦作品が追加掲載されたことをお知らせしました。その作品――男の友情を描く時代小説『般若の船』(楠木夢路さん作)――が今回の紹介作品です。

『般若の船』
https://kakuyomu.jp/works/1681809308305623355

私の紹介記事:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093087469356215

『般若の船』に出会ったきっかけは、以前に本エッセイで紹介した水城洋臣さん作の歴史小説『ただ鴛鴦を羨みて』(紹介No. 6)と同様、碧月 葉さんの自主企画です。でも今度は別の自主企画『【書架】“友情・人情”が詰まった「歴史・時代」小説』で知りました。奇しくも同じ方の自主企画で紹介作品2作に出会えたことで、趣味の合うテーマの作品との出会いに自主企画を活用できることを実感しました。

自主企画主催者:碧月 葉さん
『【書架】“友情・人情”が詰まった「歴史・時代」小説』(2024/8/1~8/31)
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082084458099

それでは恒例の粗筋です。

【粗筋】
源之進は道場の剣術指南役だが、巷で噂になっている辻斬りの被害に遭ってしまった。勝手に友人顔してくるお節介男遠野が心配顔してやって来て、彼の調子に狂わされた源之進は、何だかんだ言って結局謎の辻斬りを一緒に追うことになってしまった。源之進は無神経な遠野の押しの強さに辟易しながらも、彼と協力して犯人像に近づいていく。それにつれて最初は友情と言えるか微妙な関係だった2人の間柄は変化していく。

*****

『般若の船』は剣豪の出てくる時代小説ではあるのですが、主題はむしろ男同士の熱い友情なので、私は勝手に「江戸時代のブロマンス」と名付けました。

本作には後日譚の『夜叉神峠』があります。『般若の船』のとある重要な登場人物のその後が描かれているので、『般若の船』を読んだのなら、『夜叉神峠』も必読です。

『夜叉神峠』
https://kakuyomu.jp/works/16818093079714364246

私が『般若の船』のレビューを投稿したら、楠木夢路さんは近況ノートだけでなくXでも皆さんにお知らせしてくださり、とても嬉しかったです。

楠木夢路さんの近況ノート「「般若の船」にレビュー頂きました!」(2024/10/24)
https://kakuyomu.jp/users/yumeji_k/news/16818093087295149124

私のレビューはこちら:
https://kakuyomu.jp/works/16818093083056233556/reviews/16818093087288101361

次の作品紹介は11月2日(土)を予定しています。

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