隔週更新にすると宣言した私の感想・レビューエッセイ『迷える子羊の読書録』ですが、結局今日も更新、今度の土曜日にも更新予定です。
記憶力が悪いので、本エッセイを投稿して以来、作品を読む時についつい感想をメモりながら読んでしまっていますが、意外に楽しいです。紹介記事の下書きが結構溜まりました。でも自作の執筆は全く進んでいません(泣)現実逃避とも言います。
今回紹介するのは、私の好きな恋愛ジャンルから、9月29日に完結したばかりの本格的ヒストリカルロマンス『レオナルドとベアトリーチェ』(荒川馳夫さん作)です:
https://kakuyomu.jp/works/16818093079501632417私がまとめてみた粗筋をご紹介します。
【粗筋】
ロレニア王国の王女ベアトリスは、15歳で恋を知らないまま、父王のせいで親子以上の年齢差のあるオッタヴィアーノに嫁がされ、ラティニカ半島での読み方でベアトリーチェと呼ばれるようになる。ベアトリーチェは好色な夫とは理解しあえず、夫の子供達にも悩まされて嫁ぎ先で辛い日々を送っていたが、ある日300年前に生きていた女傑マチルダ女伯のことを知った。ベアトリーチェは、彼女の生き方に感銘して騎士として訓練を受け、馬上槍試合に出場して名を馳せていく。そんな頃、彼女はエミリア侯国の領主ジョバンニの嫡子レオナルドに出会い、初めての恋に落ちるが、彼女がオッタヴィアーノの妻であるのと同様に彼にもベアトリーチェと結ばれない理由があった。それでもお互いを恋い慕うのを中々諦められない2人だったが、あらゆる勢力を巻き込む大戦争が2人の運命を更に翻弄する。
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この作品は14~15世紀イタリアをモデルにした世界で、ヒロインのベアトリーチェは愛に忠実に生きようともがき、人々のために奮闘します。そういう愛をモチーフにした本格的ヒストリカルロマンスが元々、私は好きなのですが、作者の荒川さんによれば、私の愛してやまない「昼ドラ的要素」が入っていると言うじゃないですか! しかも欲望を滾らせる女の闘争と男達が繰り広げる権力闘争の物語! これはそそります。
でもキャッチコピーにあった「一人の男性を巡って繰り広げられた、三人の女性が織りなす愛のドラマ」っていうのが、ハーレム展開を指しているのかなと不安に思い、最初はフォローしただけで読み進めませんでした。でもいざ読んでみたら、誤解でした! どう誤解だったのかは、作品(と私の紹介記事も?)を読んでみれば分かります。
今回の記事は、恒例のネタバレがすごく長くなっちゃってなんと4000字超えです(リンク入れてですが)。あまりネタバレしちゃいけないと思って伏字も使いました……なんて作品未読の方が読むことを前提にしちゃってますが、本当は内緒ですからね!
『レオナルドとベアトリーチェ』の紹介記事はこちら:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093085873514506私のレビューはこちら:
https://kakuyomu.jp/works/16818093079501632417/reviews/16818093085867761423