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「ZAP!」連載チュウ

カクヨム漫画原作小説コンテスト応募作品、書き下ろし第二弾「ZAP!」第三話まで公開いたしました。
いよいよ折り返しです。第四話から畳みかけるように完結まで持って行きますのでお見逃しなく。

「明日また、学校で」に比べると穏やかな出足ですが、読んでくれている人がいるようで何よりです。
作者的にはほっと一息。
このままきちんと書き切る所存ですので、安心してお付き合いください。
そういうところで読者を裏切ったことは、確か一度も無いハズ。

では中書き的におさらいをば。
キャラクター設定資料から抜粋して。


▼ルミリア・カトレット
ハーフエルフの魔術師。四百歳越え、オールフラットなロリババア。エルフって基本ロリババアだよね。
勉強はできるけど頭は良くないタイプ。見栄っ張り。

王国の宮廷魔術師。長いこと研究室に籠っていたので、世情に疎くなってきている。
片付け下手で、研究室の中はぐちゃぐちゃ。椅子寝常習犯。

王城内で見かけて以来、聖騎士ジャスティンに恋心を抱いている。
ただし、実際にはほとんど話もしたことが無い。

クラナスのことを「人間のくせに」と言っているが、そこまで種族蔑視はしてない。
ジャスティンも人間だし。やはり見栄を張ってるだけ。

攻撃魔法重視、というかそればっかり覚えている。残りは攻撃補助系がちらほら。それ以外の魔法には興味が無い。
どっかのダー×シュナ×ダーみたいになりたいのだろうか。

両親は行方不明。
みなしごで、母の形見の宝石セイバークォーツのペンダントを持つ。
幼少の頃、大賢者ルビーにその才能を見出されて、魔術研究所である緋色の塔に招かれた・・・と言っているが?

装備は魔法の杖、宮廷魔術師のローブ、セイバークォーツ。
高火力な飛行機型。


▼アーシュ・ブラウ
ハーフリングの自称スカウト。年齢不詳だが、まだ子供。
後先を考えずに行動する。享楽的、っていうかただのバカ。

ボルモロスの迷宮のガイドという触れこみでジャスティンたちに接近してきたが、それは真っ赤なウソ。
腕の立つ冒険者のパーティーに潜り込んで、ダンジョンのお宝をゲットする計画だった。

しかし、いきなりテレポーターの罠にかかってルミリアと共に迷宮の奥へ。
後は楽しい迷宮ドタバタライフの始まりである。

沢山いる貧しい兄弟たちを養うため、危険なダンジョンで一山当てたかったらしい。
ルミリアたちをたばかってはいたが、プライドは高く、手切れ金の受け取りを拒否した。

・・・実はまだ何かを隠している?

装備は冒険者の服のみ。
戦闘では現在役立たず。戦闘以外でも役立たず?


▼クラナス
スペシャル回復薬によって復活した、過去の人間。
年齢不詳。死亡時の状態で再生されたため、肉体的には三十代くらい。髭もじゃのオッサン。
ムッキムキで武器の扱いもうまいので、きっと近接戦闘職。ルミリアはバーバリアンと推定した。

名前以外の記憶が混濁している。現代の事情に疎いことから、相当過去の人間だと思われる。
戦闘技能以外に、ダンジョン生活のノウハウも持っており、それはすっかり身体に沁みついているようだ。

喋りは丁寧だし、色々と気が利く。
冷静で、前衛としての自らの役割をしっかりと全うしている。

・・・いい人、なのか?

大賢者ルビー、緋色の塔という言葉に何かを感じるところから、王国と関わりがありそう。

装備は腰巻、大剣(グレートソード)。
筋力値が通常よりかなり高いため、両手装備用の大剣を片手で扱える。
スケルトンから奪った小盾(ラウンドシールド)は壊れてしまった。
短剣(ショートソード)は予備として所持しているが、現在は調理用としてしか使っていない。


こんな感じですかね。

自分は作品を書く前にキャラクターを作り込みます。
キャラクターさえしっかりしていれば、他がいい加減でもそれなりに話は進んでくれるからです。
むしろ、キャラクターたちが勝手に話を作り、引っ張って行ってくれます。

もっとも、「ZAP!」においては、お約束的世界におけるお約束的物語なので、そんなに詰まってはいないんですけどね。

だからこそどうやって面白くするのか、というところが課題になっております。
当たり前のような舞台で、当たり前のようなキャラクターたちが、当たり前のような物語を演じて。

それは、何が面白いのか。

・・・うん、今自分でハードル上げた。判ってますよ。

第三話で、ちょっとパーティーがギスギスして。
ここからが、正念場。

「ZAP!」後半戦。まあ肩の力を抜いて、ごゆるりとお楽しみください。
お約束、ちゃんとお目にかけてみせますから。

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