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KAC2023第7回エントリー作品「光に憧れて」創作ノート&完走万歳

最終回のお題は「いいわけ」。昼間はあれこれ活動しながら頭を悩ませる。平仮名四文字からどのような意味を汲んでも良いので、まずは「言い訳」以外を考える。息子と話をしていて「ご飯を分け合って「飯い分け」とか?」という案が。あ、それ良さそう。でも結局「言い訳」に落ち着いた。

ただ、シリーズ「松映物語」の最終回でもあるから、これまでの〆としての位置づけも欲しい。泥蓮洞を探し求めるけど出会えない人物にするか。新キャラも考えたけど、第3話でフルネームで出しながら全然描写してない甲本美奈に役割を持たせたい。で、777文字縛り、可能ならこれまでの各話の登場人物をできるだけ集めたい。駅、か。では美奈が松映を去る場面かな。なんて、書きながら考えを巡らせる。

美奈は誰から泥蓮洞の話を聴いた? 最初は単に「噂」と考えていたが、ここで同じ松映を舞台にした公務員小説「やくみん! お役所民族誌」に登場するダー子、奥田多賀子の存在に思い至った。「やくみん!」第一話では過去の回想で少し登場するだけだが、なかなかのキャラ立ちをしている。

https://kakuyomu.jp/works/16817330653494636221/episodes/16817330653594785535

これで芯が通った。執筆開始から九十分くらいで脱稿。シリーズ全体の〆になったし、結局泥蓮洞主人は声だけ登場したが姿は現さずにうまく整った。

https://kakuyomu.jp/works/16817330654480432065

KAC2023エントリー、島根県松江市がモデルの「松映市」を舞台とし、出題当日のうち(=出題から12時間以内)に執筆公開する777字縛りの即興幻想小説シリーズ「松映物語」。無事完走したぞー。
https://kakuyomu.jp/users/Renjo_Jugo/collections/16817330653962850735

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