第十部が終わりました。
楽しんでもらえましたか?
今回の物語は雪に閉ざされた廃墟の街で始まり、
レイラたちのすぐ足元で進行していた脅威に関する騒動でした。
旧文明期に関する謎や、カグヤに関する秘密も少し明かされました。
何度か物語に登場していた人物だったので、
それとなく気がついていた読者さまもいたと思いますが、
コメントなどで核心に触れないでくれてありがとうございます。
始めから決まっていた設定だったので、ネタバレされていたら大変でした。
そして今回は、レイラが自分自身の行動で周囲に与えている影響について、
子供たちを通して学び、責任を持つことをようやく受け入れ、
前に進むための気づきを得る物語でもありました。
ずっと宙ぶらりんだった生きる意味や、
旅の目的をやっと見つけられたエピソードでもありました。
重箱の隅をつつくようなことをすれば、至らない場面もありましたが、
全体的にまとまった良い物語になったと思います。
みなさんはどう思いましたか?
読者さまのコメントや応援の言葉は毎回、とても励みになっています。
今までにないペースで読者も増えています。これはとても嬉しいことです!
さて、レイラとカグヤの物語はまだ続いていきます。
このあとの展開に、砂漠地帯に関するエピソードを用意していましたが、
読者さまの指摘を受け、猛省し、
今まで棚上げにしていた数々の問題を、
先に解決する物語に変更したいと思います。
本筋とは少しそれてしまいますが、
本筋に絡むようにエピソードを進めていければと考えています。
良かったら、引き続きレイラとカグヤの物語を楽しんでください。
最後にもう一度。
大切な時間を割いて私の小説を読んでくれた全ての読者に、最上の感謝を。
ありがとうございました!