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色々まとめ

また期間が空きましたが、平常運転の流しイモです。
流刑地では半袖で走り回っています。これには他の罪人たちもドン引き。
きっと元気なんだろう、という風に地蔵スマイルを向けてくれます。

さて、今回も近況をつらつらと書いていこうと思います。

~~本日のオススメ料理~~
・最近の活動 尾頭付き 600円
・気になる作品 三種盛り 950円
・ふわふわ公募用原稿 賄い 0円

では最近の活動から。
7月に近況ノートを書いてから、公募用原稿には一切手をつけていません。代わりに感想依頼に応えたり、自分の過去作品にテコ入れしたりをメインに活動していました。いつか公募に専念すると宣言したにもかかわらず、有言実行からは程遠い軟弱イモ……。時間がないというのは言い訳で、流しイモの性格がこの結果を招いたのは重々承知しています。というのも7月の中頃に、少し自作を触っているときに気づいたのです。一年くらい前に最終更新した小説で推敲や校正に多く時間を取られるなら、それ以前に書いた作品はどうなっているのだろうと。

案の定、当時の自分をマッシュポテトにしたくなる出来でした。これは不味いと(両方の意味で)。手始めに『空虚に身を委ねて』をサイトで非公開にして、原稿に手を加えることにしました。予想では二ヶ月もあれば十分だと踏んでいたのですが、そのまま現在に至るわけです。進捗としては1/3の改修工事が終わったくらい。このペースでは確実に年を跨いでしまう。他の全作品でも順番に同じ作業をしていくつもりだったので、まだまだ道は長く、公募用原稿に手をつけるのはいつになるのやらという感じです。

かといって優先順位を変えられないのが流しイモの性。変なところで頑固というか、無駄な拘りがあるというか。吐鉤群の「如才なきものにあらずんば反故も同然」(読んだのがかなり前なのでウロ覚え)を未熟ながらも地で行くイモなので、いつも遠回りばかりしています。これに関しては完全に自己満足ですね。ただし、それがないと次に進めないのも事実。落書きに落書きを重ねている気はありません。当時の自分の中での「完成」を覆すことができるのは、そのときよりは成長しているからでしょうし。地道に過去作品に色を入れていき、来年の春が終わるまでには仕上げたいところです。

次は気になる作品のお話。プロの小説、漫画、カクヨムの作品など。
その一、村田沙耶香さんの『コンビニ人間』。
芥川賞を受賞したことで話題になりましたね。流しイモがこの作品を知ったきっかけは、流刑地にいる読書好きの方から。短編マニアのようで、色々な作品を紹介していただきました。お礼に流しイモは、呉勝浩さんの『Q』をお教えしました。分厚い単行本を見て「長いし高いわー、こんなん読んでるうちに忘れるわー」と大絶賛されていました。ヨカッタネ。と、話が逸れましたが、『コンビニ人間』を甘くみてはいけない。カジュアルな作品にも思えてしまうけれど、中身はそう簡単なものではないようで。自分にはない感性に触れられるかもと密かに期待しています。次の休みにでも書店に向かわねば。

その二、岩浪れんじさんの『コーポ・ア・コーポ』。
漫画です。昭和の大阪の文化住宅に住む人々を描いた群像劇で、フィクションとリアルが同居した独特な雰囲気が味わい深い作品です。個人的には作中に登場する石田親子の関係が自分にも重なる部分が多く、作者様の表現力には感嘆しました。こちらは最新刊以外は電子で持っているのですが、紙の方も捨て切れないと悩んでいる次第です。やっぱり紙をめくると楽しいじゃないですか(子どもの感想)。ただし値が張るのと、スペースの確保が難しいところ。気が乗ったときがチャンスといえそうです。

その三、カクヨムの作品。
こちらは作品名、作者名ともに伏せさせていただきます。話題にしておいてなんですが、ご本人の知らないところで勝手にアレコレ紹介するのは迷惑かなと。他ユーザーとのつながりが少ないアカウントとはいえ、不特定多数が閲覧できるものですから。ちなみにこの作品は、流しイモが一年以上前からマークしています。SFの長編で、冒頭を拝読したことがあるものの、当時の自分にはハードルが高い作品だったと記憶しています。いかんせん難しい。テーマやメッセージがあるのに、それ以上の何かが作品の奥深くに沈んでいるといいますか。それを掬わない限り、真にその作品を読んだことにはならない。そんな風に考えさせられた作品です。挑むときは長期戦を覚悟のうえ、ノートと鉛筆を忘れずに。

最後に公募用原稿について。
構想としては長編二本があります。一つは自作『内なる獣が俺を殺す』の続編に位置する、でも単品で中身は完結しているSF長編。もう一つは純文学テイストの完全新作のSF長編。どちらも今の段階では取材、アイデアまとめ、入れたいシーンの解像度を上げる、などに留まっています。作品が完成したあとカクヨムに載せるかは未定です。公募によっては、作品の使い回しNG、ネットで公開したものもNGとしている場合もあるので。ひとまずは過去作を研磨して、気持ちを入れ替える必要がありそうです。

では、今回の記事はこれで以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
前回の記事からの、およそ五ヵ月ぶんの密度とテンションでお送りしました。流しイモは某動画サイトで無料配信中の『AKIRA』を観つつ、日曜日を終えたいと思います。
今月も忙しいので、今年の記事はこれが最後になるかもしれません。年の暮れでなにかとご多用とは存じますが、皆様お体に気をつけて年末をお過ごしください。

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