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近況の詰め合わせ

ご無沙汰しております、流しイモです。

~~お品書き~~
・二作品の推敲中、一作品の削除
・公募用原稿の進捗

前回の近況ノートを作成してから、カクヨムを覗くのは不定期になっていました。何ヶ月か放置したり、今度は一週間おきに通知をチェックしたりと。好きな作品へのコメントやレビューを書くことはありましたが、カクヨムでの読書量は過去最低になっていました。そんな中、ふと昨日、自分の過去作の出来が気になって久しぶりに読み返してみることに。

あら、面白くない。編集やチェックのしすぎで読み飽きた、というわけでもない。読者の皆様からはまずまずの評価をいただいているのですが、書いた本人が首を傾げるレベルになっていたのです。ということで早速、本日から作品を非公開にして推敲を始めています。対象となるのは『ケダモノたちの手慰み』と『世界最後の輝き』。後者は丸一日かけて、落としどころを見つけた感じです。あとは校正とルビ振り作業を残すのみ。

『ケダモノ~~』は、じっくり推敲したいので一旦寝かせています。こちらは短編になるのですが、個人的には長編よりも短編を仕上げる方が難しい印象です。文字数を増やして内容を補強する手が使えないので、いかに行間を読ませる技術を磨くか、シンプルでありながら含蓄のある話を作れるのかが肝になってくるように思います。どちらの作品も今月の18日には再公開する予定なので、是非とも仕上がりにご期待ください。

ちなみにエッセイ『生まれては死んでいく感性たち』は削除させていただきました。理由は内容が暗すぎる、過度に暴力的といったものが挙げられます。勝手な想像ではありますが、この作品から読者の方々が得るものはないだろうなと。決して多くはないとはいえ、コメントをいただいた作品を手前勝手な理由で削除してしまい申し訳ありません。今後は作品を公開する前に、その必要性と意味をより丁寧に吟味するようにします。

そして、公募用原稿の進捗。こちらは前回の近況ノートで「執筆期間を長くして挑む」と息巻いていたのですが、流刑地での勤めが忙しくまったく手が付けられていない状態です。今日の執筆に至るまで、半年以上ちゃんとした文章を作っていません。そのブランクの恐ろしさを今日は身をもって知ったわけです。推敲が進まない。一時間使って、子どもの作文レベルの文章を書いたときには無言でパソコンを閉じそうになりました。開き直って新境地とも考えましたが、さすがにそんな妄想はバックスペースキーでおさらば。

今月はリハビリも兼ねて推敲を片付け、来月からは本格的に公募用原稿を進めて行こうと思っています。ただでさえ遅筆なので、スタートが肝心ですね。感想企画も当分はお預けかと。ですが、今までの企画を通して面識のある方で「作品の感想がほしい」、「意見交換がしたい」という方がもしもいらっしゃれば、なるべくお手伝いしたいなと思っています(あまりにも長い、畑違いの作品は厳しいかも)。誰のものであっても物語について話をするのは創作の勉強になるので、必要なときはいつでもお声がけください。

それでは、今回はこれで終わります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また別の作品、近況ノートでお会いしましょう。

6件のコメント

  • こんばんは。 お久しぶりです。お元気ですか?私はまあ、ボチボチ元気でやってます。
     
     久しぶりに近況ノートを見れて、嬉しかったです。
      
     ・・・しかし、男爵イモさんの「流刑地の勤め」とは一体?(笑
     
  • @田渡 芳実 様

    お久しぶりです、田渡さん。こうしてコメントでやり取りをするのは本当にいつぶりかな、という感じですね。懐かしい刺激に、こちらも嬉しいです。流しイモの方も元気にやっています。とはいえ先日は手ぶらで走り込みをした際に、軽く熱中症になりかけましたが……。

    ふふふ、流刑地の勤めはご想像にお任せします。小さなイモたちが集まって、薄暗い地下で人知れず歯車を回している……とでも。なにせ島流しにされた身なので(なにがあった)。
  • @もってぃ 様

    お久しぶりです、二月の意見交換会以来ですね。
    あのときはこちらも楽しませていただきました。

    そうですね、バリバリ執筆するはずが、初っ端からスケジュールを崩された感じです。公募作品はSFベースの純文学を構想中ではあるものの、形にできるのはもう少し先といった具合ですね。

    作品紹介の方、ありがとうございます。以前の意見交換会で匂わせのあったファンタジー作品、ですかね? 過去作の推敲が終わり次第、お邪魔したいと思います。それまでに感想の詳細(どんな部分への意見がほしいか、辛口度など)についてご希望があれば、こちらに合わせてご記入ください。それをもとに読み進めます。

    ではでは。
  • @もってぃ 様

    なるほど、テーマ重視の作品への挑戦ですか。
    もしかすると、作風がガラッと変わるかもしれませんね。

    『内なる……』はそうですね、最新版のみを公開しています。旧版と分けての投稿も考えたのですが、さすがに自分でも稚拙だと思う状態のものを他人様に見せられないなと。当時はそんな出来の作品を、「上出来だ」と思っていたので恥ずかしい限りです。

    感想の詳細の方、了解しました。ちなみにその後の意見交換も大歓迎です。折角の交流を、一方的に感想を投げただけで終わらせるのはもったいないですし。読みながら気づいた点があれば、それぞれ感想で細かくまとめていこうと思います。

    それでは、今しばらくお待ちくださいませ。
  •  毎日が「書けねー!」の連続である私から言わせてもらうと、ブランクで書けなくなったときは身近な小説をぽんと取り出して読んでみるのがいいんですね。勿論ただ読むんじゃあいけなくって、その文章の構成要素を分解するんですね。
     例えば「この人は言葉選び自体はシンプルだけど、自分が三文書くようなところを一言で済ませててそれが寧ろ心地良いな」とか「構成要素のみだと一見しつこい文章のようだが言葉の繋がりがリズムを刻んでいてそれが案外心地よい」とか、そういうものを見つめてみるんですね。  その中で気に入った形に収められるように削ったり付け加えたりすると結構満足できるくらいになるかもしれませんのですよ。
  • @白雪工房 様

    そうですね、書くよりも読むから始めると、割と頭が馴染みやすいのかなと思います。やはり書く側の視点で読み進めると、気づく点も多いですし。読み込みすぎて、その小説の筆致に引っ張られないように注意すれば、分析しながらの読書は効果的ですよね。

    ちなみに、こちらは数日でブランクを抜け出せました。まだ腕は完全には錆びついていなかったようです。他人が読んで面白いと思うかはわかりませんが、当時よりは上達したかなと。まだ伸びしろは残されていると感じた一週間でした。
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