【執筆中のつぶやき】
執筆中、「この案件は、今の本筋とは直接、関係ないんだけど、でも、関連があるから、ここで説明しておきたいなぁ」と思うことはありませんか?
――私は、しょっちゅうあります。
基本的には、横道にそれることを書くのはNGだと思います。
読者の混乱、理解不足を招きかねないからです。
しかし、どうしても、どうしてもっ! というときだって、あるはず。
そんなわけで、「不自然な話の流れを正当化する、苦肉の策」を考えました。
ずばり。
キャラAに「横道の話」を語ってもらう。
↓
キャラBに「お前、話を横道にそらすなよ!」とツッコませる。
これで問題なし(……か?)
【更新予定】
「僕は、僕が〈天使〉となって摂政殿下に交渉する案を推します」
あらかじめ聞いていた案だが、どう考えても賛成できない。
しかし、ルイフォンはまだ、別の策を思いついていない。
察しているハオリュウが畳み掛ける。
「まともな手段では、シュアンを救うことはできないんですよ」
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第二章 黄泉路の枷鎖よ
5.死せる悪魔の遺物-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330664421687920 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 投稿します。
※第三部 第二章は、
2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「話が横道に、それていませんかね?」
〈天使〉になると言って聞かないハオリュウ。
ルイフォンやメイシアは猛反対なのですが、頭の切れるハオリュウを言い負かす(いや、そこは「説得する」であるべきはず……)のは簡単なことではないようで……。
そんな議論の途中で、ハオリュウが「ヤンイェン」を話題に出します。
客観的に見て、話が横道にそれている気がします。
……けど、「ハオリュウだったら」視野に入れているはずなのです。
……でも、なんか、「作者の都合」のように感じられる……。
そんなわけで、苦肉の策が、ルイフォンのこの台詞。
「シュアン救出について議論しているこの場で、お前が長々とヤンイェンの話を持ち出したのは、自分が〈天使〉になることを正当化して、俺やメイシアの承諾を得るためだろ? しかも、俺たちにも利点があると匂わせてな! ……俺は騙されねぇぞ」
つまり……、「わざと横道にそらせているだろ」――と。まんま、ツッコんでもらいました。
……どうか、生暖かい目でスルーしてください……。
【次回予告】
「『僕があえて口にしていない、重大な事実』とやらを教えてください」
険を含んだ声で、ハオリュウが促す。
そして、返ってきたルイフォンの主張に、彼は顔を歪めた。
だが、ハオリュウも譲れぬのだ。
「いい加減にしてくれ!
否定ばかりなら、僕は初めの予定通り、ひとりで行動させてもらう!」
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第二章 黄泉路の枷鎖よ
5.死せる悪魔の遺物-3
よろしくお願いいたします。