【執筆中のつぶやき】
小説サイトに投稿されている作品の、各エピソードタイトル。
作者のこだわりが伝わってきたとき、私は「おおっ!?」と、惹きつけられます。
『音楽用語で揃える』とか、『色の異称で揃える』とか、統一感のあるタイトルを見ると、「凄い……、カッコいい……」と、溜め息をついてしまいます。
揃っているのって、好きなのです。憧れます。
『すべて、2字の熟語』で揃っているのも良いです。
どうして、そんなに語彙が豊かなの!? カッコいい……。
……ですが、自作品のエピソードタイトルは、文字数も、方向性も、てんでバラバラです。
それは、何故か。
自作品は、200話を超える長編!
何かで揃えるなんて、難易度が高すぎるから! です。
ともあれ。
エピソードタイトルが『揃っている』を諦めた私は、せめて「内容が分かるようなタイトル」を、そして、「カッコいい言葉を混ぜて」を目指しております。
(やはり、カッコよさにはこだわる……)
たとえば、波乱含みの内容の場合。
「『嵐』っぽいなぁ。でも、『嵐』だとまんまだし……」というわけで、おもむろに類語辞典を調べ、「よし! 『颶風の到来』にしよう!」と、決めたりします。
※颶風《ぐふう》:強く激しい風。熱帯低気圧や温帯低気圧に伴う暴風をいう古い気象用語。(調べなければ、当然、こんな単語は知らなかった!!)
しかし、カッコつけるのは疲れます。(単に語彙力の問題)
そんなわけで、たまにズルします。
対になるエピソードや、同じキャラの出てくるエピソードに、対になる単語や同じ単語を使うのです。
『刹那の比翼』と『永遠の連理』とか、『不可逆の摂理』『不可逆の真理』『不可逆の原理』とか。
こんな調子で、200話超のエピソードタイトルをなんとか付けてきました。
苦労して付けた『内容の分かるエピソードタイトル』の数々。
しかし。
落とし穴もありました。
あるエピソードのラストで、主人公が負けます。
だから、その次のエピソードタイトルを『屈辱の敗走』としました。
「前のエピソードのラストで、既に負けが分かっているので、ネタバレにならない」
そう思っておりました。
――――が。
目次を見たときに思いました。
「ネタバレしているじゃん……」
そう……。
目次は、本文を読まなくても見えるのでした。
【更新予定】
罠としか思えない事情聴取に、応じるつもりのイーレオ。
猛反対するルイフォンに、イーレオは傲然と告げる。
「売られた喧嘩は買うべきだろう?」
なおも、食い下がろうとしたルイフォンに、イーレオは……。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第一章 夏嵐の襲来から
1.颶風の到来-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330650052334001 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
※第三部 第一章は、
2023年2月17日 ~ 2023年4月21日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「ルイフォン&メイシア、鷹刀の屋敷を出る」
一族を抜けたくせに、鷹刀が好きだから、という理由で、屋敷に居座り続けていたルイフォン。
その彼が、屋敷を出ます。
今までにも何度か、自分から「出ていく」ような言動をしたことがありましたが、翌日には戻ってきたり、結局出て行かなかったり……だった彼が、今度こそ、本当に屋敷を出ます。
状況的に、妥当な判断だと思いますが、実は、凄いことのような気がします。
しかも、イーレオとは意見の食い違いがあったまま……。
喧嘩別れではないのですが、やはり、気持ちよく出発、というわけにはいかなそうです。
そして、ルイフォンの元を訪れた、エルファン。
彼が何を言おうとしていたのかは、だいたい、お察しかと思います。
――ですが、エルファンはヘタレでした。
【次回予告】
草薙家に到着した、ルイフォンとメイシア。
久しぶりの人々との、嬉しい再会。
しかし、鷹刀一族のことが気に掛かり、心に暗雲が立ち込める。
そんな彼に、レイウェンが告げる。
「あとで私の書斎に来てほしい。話をしたい」
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第三部 海誓山盟 第一章 夏嵐の襲来から
2.暗雲を解かした綾のような-1
よろしくお願いいたします。