1.颶風の到来-2

 事情聴取などというのは建て前で、イーレオを拘束するための罠に決まっている。しかし、一族を統べる総帥は、魅惑の低音を響かせた。

「王国一の凶賊ダリジィンとしては、売られた喧嘩は買うべきだろう?」

「――っ!」

 ルイフォンは声を詰まらせる。

 イーレオの弁は、決して間違いではない。

 凶賊ダリジィンたる者、『舐められたら、終わり』だ。

 しかし、それはあくまでも凶賊ダリジィン同士、あるいは少なくとも平民バイスアなり、自由民スーイラなりの同等以下の身分の者が相手の場合だ。現時点において、この国で最高の権力を持つ摂政が相手では、あまりにも分が悪すぎる。

 ルイフォンが、そう反論しようとしたとき、「ただし」と、組んだ足を優雅に組み替えながら、イーレオは付け加えた。

「総帥たる俺自らが出向いてやるのでは、いささか譲歩が過ぎる。よって、『高齢』の俺に代わり、エルファンを『総帥代理』として立てる」

 宣言と共に、一族の王は低く喉を鳴らした。

「!?」

 含みを感じたルイフォンは詰問の眼差しを向けたが、イーレオはそれを華麗にかわし、エルファンに視線を送った。水を向けられた『総帥代理』は頷き、総帥イーレオと同じ声質、同じ人を喰ったような調子で言を継ぐ。

「本来なら、総帥の代理は次期総帥が務めるものであるが、リュイセンはまだ役職に就いたばかりだからな。ここは、前の次期総帥である私が名代となるほうが、礼儀に適っているであろう」

「……」

 どうやら、イーレオとエルファンの間で、先に話がついているらしい。

 ――スジは通っているのか……?

 リュイセンやミンウェイは、単身で敵地に乗り込むも同然のエルファンを心配しつつも、妥当な判断だと納得している様子だ。リュイセンなどは、自分の未熟さ故に、父を危険に晒すのだと、歯噛みしているようにも見える。

 ……しかし。

 やはり不利だと分かりきっている挑発に、あえて乗るべきではないはずだ。

 ルイフォンが一族に名を連ねていれば食い下がるところなのであるが、あいにく彼には、その資格がない。もどかしさに、ぐしゃぐしゃと前髪を掻き上げ、いつの間にか前のめりになっていた体をソファーの背に投げ出すと、援軍は思わぬところから現れた。

「申し訳ございません。発言の許可を願います」

 ルイフォンのすぐそばで、凛と澄んだ高い声が響いた。険しい色合いの黒曜石の瞳が、じっとイーレオを捕らえている。

 唐突なメイシアの挙手に、イーレオは意外な顔をしたが、すぐに「よかろう」と応じた。

「あまり、このようなことを申し上げたくはないのですが、もと貴族シャトーアとして言わせてください。――カイウォル摂政殿下の求めに応じるのは、あまりにも危険です。王族フェイラ貴族シャトーアは、目つきが気に食わないというだけで、平民バイスア自由民スーイラを斬首することすらあります。それが許されると考えておりますし、事実、罪に問われることもありません」

 メイシアは、膝に載せた手をぐっと握りしめた。彼女は王族フェイラに近い血統の貴族シャトーアの出自だが、敬愛する継母が平民バイスアであり、身分というものに対して理不尽に思っているふしがある。

「エルファン様は、武術の腕も立てば、弁舌にも優れてらっしゃいます。しかし、恐れながら、摂政殿下はそれが通じる相手ではございません。適当な理由をつけて拘留――人質にされてしまうことと存じます。……どうか、今一度、お考え直しください」

 メイシアは薄紅色の唇をきつく結んだ。肉体を傷つけ合う荒事あらごととは縁遠かった彼女であるが、それ以外の箇所を攻撃する揉め事であれば、今まで決して無縁というわけではなかったらしい。

「メイシア……」

 ルイフォンの声に彼女は振り向き、はっと口元に手を当てると、みるみるうちに顔色を失っていった。国一番の凶賊ダリジィンに対して無礼であったと、今更のように焦っているらしい。

 だから彼は、彼女の髪をくしゃりと撫でる。萎縮することはない。むしろ胸を張るべきだと。もと貴族シャトーアである彼女の言葉は、とても価値のある情報なのだから。

 少し前までのルイフォンだったら、メイシアに貴族シャトーアの匂いを感じたら、どこか引け目のような感情をいだいた。だが今は、違う世界から来た彼女とだからこそ、補い合えるのだと思える。

「親父、メイシアの言うことはもっともだ。鷹刀から抜けた俺が言うのは筋違いかもしれねぇが、危険……じゃねぇな、『無謀』なことはやめてくれ」

 メイシアの肩を抱き寄せ、ルイフォンはイーレオに訴える。

 そんなふたりに、イーレオは眼鏡の奥の目を細め、柔らかに破顔した。

「〈フェレース〉および、そのパートナーの気遣い、感謝する。――だが、危険は承知の上だ」

「だったら……!」

「だからこそ、だ。――放置しておけば、摂政は図に乗ってくる。先に叩いておく必要があるのさ」

「けど……」

「そのための人選がエルファンだ」

 イーレオの言葉に続き、エルファンも「私に任せろ」と、玲瓏とした声を響かせる。

「すまないが、お前たちは、この件から手を引いてくれ」

 畳み掛けるように続けられたイーレオの言葉は、きっぱりとした拒絶だった。

「…………」

 イーレオとエルファンは、あらかじめ話し合っており、既に心を決めている。そして、どうやら無策というわけでもないらしい。

 ただ、その方策は、この場で堂々と言えるほどの妙案ではないために、リュイセンたちを不安にさせないよう、詳細を黙っている。

 ルイフォンはメイシアと視線を交わし、同時に頷いた。

 イーレオが『〈フェレース〉および、そのパートナー』と呼びかけた以上、ここは立ち入ってはいけない領域だ。ならば、信じて引くべきだろう。

「分かった。鷹刀のことには、俺たちは口出ししない」

 無機質な〈フェレース〉の顔でルイフォンが告げると、イーレオは満足気に口元をほころばせた。

「ああ、助かる。――それから、お前たちは、この屋敷を出ろ」

「え!?」

 寝耳に水だった。

「家宅捜索の際に、『死んだはずの貴族シャトーア令嬢』の姿が見つかると厄介だからな。鷹刀としても、痛くもない腹を探られたくはない」

「――!」

 イーレオの言うことは正論だった。

 そして、一族ではないルイフォンたちは、あくまでも『好意で、この屋敷に住まわせてもらっている』だけだ。あるじであるイーレオが『出ていけ』と言ったら逆らうことはできない。

 メイシアとふたりで、〈ケル〉の家に移動するか。――そう考えたとき、まるでルイフォンの思考を読んでいたかのように、イーレオが告げる。

「草薙家に行け。話は付けてある」

「なっ……? レイウェンの家?」

 もと一族であるリュイセンの兄レイウェンは、服飾会社に加え、警備会社も経営している。彼の草薙家であれば、万一のときの守りは固いだろう。

 イーレオは、気づいていたのだ。このところ、ルイフォンが柄にもなく鍛錬に精を出しているのは、メイシアが生きていることを知っている摂政が、彼女に害をすのではないかと恐れているためだと。だから、安心して身を寄せることのできる場所を手配してくれたのだ。

「親父……」

 小さく呟いたまま声を失うと、イーレオが「そんな顔をするな」と苦笑した。

「この屋敷にいる人間全員が、拘束されたとしてもおかしくない状況になるからな。お前たちに限らず、正式な一族ではない者には暇を出すつもりだ」

「……っ」

 ルイフォンは唇を噛んだ。

 まだ、具体的に何が起きたというわけではない。単にイーレオが、用心深くあろうとしているだけ、ということも分かっている。それでも、天下の鷹刀一族が、かつてないほどに追い込まれているような気がして、やり場のない苛立ちが募る。

「ルイフォン」

 不意に、名を呼ばれた。

 無意識のうちにうつむいていた顔を上げると、泰然と構えた頬杖の上からの視線とぶつかる。深い海の色をたたえたイーレオの双眸は、無限の慈愛に満ちていた。

 ――守る者の目だ。

 ルイフォンは指先を伸ばし、隣に座るメイシアの手をぎゅっと握った。彼女が狼狽の息を漏らすのも構わず、好戦的な猫の目でイーレオを見返す。

 ――分かった。俺はメイシアを守る。だから、親父は一族を守ってくれ。

 ルイフォンは気持ちを切り替えると、事務的な口調で問う。

「鷹刀の総帥。〈フェレース〉および、そのパートナーは、可及的速やかに、この屋敷を発つことにするが、『ライシェン』はどうする? 草薙家は、それなりに人の出入りがあるから、俺たちと一緒に連れて行くのは望ましくないだろう。かといって、近衛隊が家宅捜索に来るこの屋敷にも置いておけないし、無人の家だが〈ケル〉に預けるべきか?」

 摂政は『拉致された、国宝級の科学者』を探していることになっているが、真に行方を追っているのは、消息不明のセレイエと、連れ去られた『ライシェン』だ。『ライシェン』を見つけられるわけにはいかない。

「ああ。『ライシェン』については、お前と相談しようと思っていたところだ。今ならまだ、この屋敷から運び出しても大丈夫だと思うが……」

 イーレオがそう言ったときだった。

〔それは、ちょっと不用心じゃなぁい?〕

 執務室の天井のスピーカーから、かすかな雑音と共に、高飛車な女の嘲笑が響いた。

「〈ベロ〉!?」

 つやめく美声でありながらも、何故か耳をつんざく騒音にしか聞こえない声は、聞き間違えようもない。人の世には関わらないと言っていたはずの〈ベロ〉の乱入に、ルイフォンは驚愕する。

〔既に鷹刀が目を付けられているのなら、手入れの直前に、『ライシェン』を無人の家に運び出すなんて、愚の骨頂よ。『ここに怪しいものを隠しましたよ』って暴露しているようなものでしょう?〕

「だが……」

 イーレオにしては珍しく、語尾が弱気に細った。それは反論されたからではなく、相手が〈ベロ〉――イーレオを育てたパイシュエをもとに作られた有機コンピュータだからだろう。

〔このまま、私が預かってあげるわよ〕

 まさかの申し出だった。

「本当か!?」

 ルイフォンは思わず立ち上がり、スピーカーに向かって叫んだ。屋敷の地下にいる〈ベロ〉には、隠しカメラと隠しマイクに語りかけるべきなのだが、とっさの動作なので間違えるのは仕方ない。

「けど、この屋敷には近衛隊が来る。隠し通せるのか?」

 自分から申し出たからには、自信があるのだろう。そう思いつつ、確認のためにルイフォンは尋ねる。

〔大丈夫よ。いざとなったら、私が手を下すこともできるけど、そもそも、私のいる小部屋は、完全に存在を隠せるような構造になっているのよ?〕

「……え?」

〔キリファが、ダミーの壁を用意しておいたの。知らなかったでしょう?〕

 高圧的な物言いのあとに哄笑が続き、ルイフォンは顔をしかめながら耳をふさぐ。

 ともかく、どうやら〈ベロ〉に任せるのが得策のようだ。

『いざとなったら』、〈ベロ〉が何をやらかすつもりなのかは気になるが、きっと訊かないほうがよいのだろう。それに、彼女が素直に答えてくれるとも思えない。

「〈ベロ〉、ありがとう。――『ライシェン』を頼んだ!」

〔何を言っているのよ。現状と何も変わらないわ。ただ、お前が小部屋を隠すだけ〕

 ほら、私は人の世には関わってないでしょ? と〈ベロ〉が笑う。

「方針が決まったな」

 よく通るイーレオの低音が響き、皆の顔が引き締まった。

 そして、会議はお開きとなった。



 執務室を出ると、ルイフォンは早速、屋敷を発つ準備に取り掛かった。

 とはいっても、荷物をまとめるわけではない。ものにこだわらない彼は、身の回りのものなら、どこででも調達できると考えている。手ぶらだって構わないのだ。

 だから、彼が向かったのは仕事部屋だ。彼――すなわち〈フェレース〉が留守の間に行われる家宅捜索に備え、屋敷の電子的な守りを固めておくためだ。

 もともと建物の内外を問わず、敷地内には山ほどの監視カメラが設置されているのだが、それでも死角は残る。それを補うため、映像の差分を自動で分析し、近衛隊のあらゆる行動を把握。不審な動きがあれば、即座に通知が来るよう設定する。

 また、盗聴器の類が仕掛けられたら検知できるように、電圧や電波の揺らぎを計測しておき、あとで速やかに撤去できるようにしておく。敷地内では〈フェレース〉の許可のない電波を妨害する細工が施されているのだが、それはあえて解除し、近衛隊の通信を傍受可能にしておく――などだ。

 これからの作業の手順を考えながら、ルイフォンは駆け込むように仕事部屋に入っていく。そして、同じく執務室から、まっすぐにここまでやって来たメイシアは、彼を追うことなく、無言で隣の彼の自室へと気配を消した。

フェレース〉のすべき準備ことを理解している彼女は、何も言わなくとも、壁の向こうで彼と彼女自身のふたり分の出立の用意をしてくれているのだ。本当によくできたパートナーである。

 ルイフォンは自然と緩んだ口元を引き締めると、メイシアが魔法陣と呼ぶ、円形に配置された机の輪の中に足を踏み入れた。魔術師ウィザードたる彼は愛用のOAグラスを鼻に載せ、機械類と向き合う。

 正式な一族からは抜けたとはいえ、大切な居場所である鷹刀を守るのだ。凶賊ダリジィンたちのような強靭な肉体は持ち合わせていない彼だが、彼に――〈フェレース〉にしかできないことがあるのだから。

 無機質な〈フェレース〉の顔で思考を巡らせ、熟練のピアニストが如き指使いで、彼は打鍵の音律を奏でていく……。



 非常時の対策は、日頃から講じていたため、作業を終えるまで、それほどの時間は掛からなかった。

 ルイフォンはOAグラスを外し、机の上に置く。目の周りをほぐすように押さえ、ふと横を見た瞬間、彼は心臓が飛び出るほど驚いた。

「エルファン!?」

 鷹刀一族の直系そのものの大柄な体躯が、いつも机の下にしまってある小さな丸椅子の上に優雅に収まっていた。

「作業は終わったのか?」

 エルファンは氷の美貌をわずかに傾け、事務的な調子で尋ねる。

「あ、ああ……」

 ……いつからそこにいたのだろうか。

 作業中は過度に集中するため、まるで周りが見えなくなるのがルイフォンの特徴だ。しかし、この至近距離で気づかないのは、エルファンの気配がなさすぎるからに違いない。

「あ……! 急用か!?」

 ルイフォンは反射的に腰を浮かせた。

 次期総帥の位を退いてから、時々、エルファンは連絡係を買って出るようになった。屋敷の者たちは「何も、エルファン様がそんなことをしなくても……」と口をそろえて言うのだが、「直接、人と顔を合わせるのも悪くなかろう?」と、今までに見せたことのないような柔らかな微笑を浮かべるのである。

「急用ではない。私が個人的にお前に用があって来た」

「え?」

「お前は作業中だと、隣の部屋でメイシアに教えてもらったのでな。終わるまで待っていた」

 ルイフォンは目をしばたかせた。およそ、エルファンらしくない行動に思えた。

 唖然としていると、「自分の服くらい、自分で鞄に詰めろ」と、凍れる低音が付け足される。メイシアの荷造りを目撃したからには、身内として、ひとこと言わねばなるまい、という義務感だろうか。他人に干渉しない性質たちのエルファンにしては、これも珍しい。

「……メイシアには、いつも感謝している」

 ばつが悪くて目線を下げると、エルファンの口から苦笑が漏れた。それも、驚くほどに優しげな顔だった。

「ならばよい。――大事にしろ」

「当然だ」

 鋭く断言したルイフォンに、エルファンは満足げに頷く。それから、いつもの無表情に戻り、ぐるりと周りを取り囲む機械類を見やった。

「お前も、〈フェレース〉の仕事、ご苦労だったな。鷹刀のためにすまない。ありがとう」

「感謝されることじゃない。これは〈フェレース〉がすべきことだ」

 そして、唇を噛み、あとで詫びねばと思っていたことを付け加える。

「それより、〈フェレース〉は鷹刀の諜報担当であるにも関わらず、摂政の動向を掴むことができなかった。――失態だ」

 実は、初めに報を聞いたときから、密かに落ち込んでいた。

 エルファンが掴むことのできた情報を、ルイフォンは手に入れられなかった。理由は分かっているのだが、それでも口惜しく思う。

「仕方ないさ。お前はクラッカー――電子化された情報に特化した情報屋だからな。摂政が、お前と同じ特技を持ったセレイエを警戒している現状では、重要な情報は電子化クラッキング可能にされない。それでは何もできまい」

「……その通りなんだけどさ」

 ルイフォンは、ふてくされたように答える。どうしようもないとはいえ、〈フェレース〉が情報屋として役に立たないのは致命的だろう。

「気に病むことはない。我々は〈フェレース〉に助けられている。お前のおかげで、電子的な屋敷の守りは万全なのだ。……だから、私も安心して、事情聴取に出掛けられる」

 まっすぐに向けられた、相変わらずの氷の美貌。

 ――なのに。どこか、いつもと違った。

「エルファン……?」

「……ルイフォン」

 つやめく低音が、ためらうように彼の名を呼んだ。

「……私は、お前の…………」

 確かに、何かを言いかけた。

 けれど、エルファンは途中で口を閉ざし、穏やかに口の端を上げる。

「なんでもない」

「エルファン?」

「私も、私にしかできないことをしてくる――というだけだ」

「え?」

 そして。

 まるでなんの予備動作もなく、ごく自然にエルファンの手が近づいてきた。

 癖の強いルイフォンの前髪を指でき、くしゃりと撫でる。

「!?」


 それは、ルイフォンの癖で。

 もともとは、母の癖がいつの間にか移っていたもので。

 母は、それを誰から――。


「作業中のお前の横顔……キリファに似ていたな」

 エルファンは愛しげに目を細めると、立ち上がった。そのまま、ゆっくりと広い背中が部屋を出ていく。

 ルイフォンは、何故か呼び止めることができなかった。

 エルファンが彼を訪れた目的である『個人的な用事』とは何か。結局、分からずじまいであった。

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