【執筆中のつぶやき】
ついに、長年の敵との最終決戦のシーンを書く!
――というとき。
ふと気づいたら、私は「敵の心情」を長々と書いておりました。
あれ……?
こういうとき、味方の意気込みとか、不安とかを書くものでは???
――そう思いつつも、敵をしっかり書きたいなぁ、と思いました。
敵が、適当だと、物語に重みが出ないから?
……たぶん、違うと思います。
――少なくとも、私は。
……作者としては、『敵にだって、思い入れがあった』のだと思います……。
【次回予告】
『続きは、明日』
そう言ったのは〈蝿〉のほうだ。
なのに、この夜が明けたとき、何を話せばよいのか分からない。
自分が何を望んでいるのかが、分からない。
けれど、約束を守るために――生きる。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第九章 潮騒の鎮魂歌を
1.月影を屠る朝の始まりを-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16816927862727709153 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
雌雄を決する、第二部 第九章、開幕――!
明日、金曜日 20:20 公開です。
※第二部 第九章は、
2022年5月13日 ~ 2022年9月2日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「〈蝿《ムスカ》〉との最終決戦」
ついに、この時が来ました。
〈蝿《ムスカ》〉との最終決戦です。
さすがに、これ以上、〈蝿《ムスカ》〉との勝負は延ばしません。
ここで、決着をつけます。
新章の初めは、〈蝿《ムスカ》〉の心情。
ある意味で、彼はこの章の主役ですので、敵ですが、〈蝿《ムスカ》〉からのスタートです。
前の章のラストが、リュイセンとのすれ違いのドタバタからの和解で終わっているので、印象が薄くなっていると思いますが、〈蝿《ムスカ》〉の現状は「奥様の記憶を手に入れられます」とメイシアに言われたことで考え込んでいる、という状態です。
一方、主人公サイドは、リュイセンとタオロンが共闘します。
……主人公「サイド」。
あくまでも「サイド」で、主人公のはずのルイフォンは出て来ません……。
…………この章は、「裏切り」によって株を落としたリュイセンの株を、再び上げるための章です(?)
このエピソードのエピソードタイトル『月影を屠る朝の始まりを』は、第一部 第七章の最終話『星影を抱く夜の終わりに』に、似せてあります。
『星影を抱く夜の終わりに』は、メイシアの父を救出して、これから屋敷に帰るぞ、というエピソードです。
しかし、残念ながら、メイシアの父は、〈蝿《ムスカ》〉によって、既に〈影〉にされたあとでした。
――あのときの決着を、今こそ、というような感じのタイトルにしました。
(あのときは、ちっとも『終わりに』ではなかったのです。
そして、今回は、決着の『始まりを』なのです)
第九章の終わりは、9月2日。
9月2日には、「実に、『デヴァイン・シンフォニア』らしい章だった」と言っていただけると良いなと思っております。
【次回予告】
部屋の中を、毒香で充満させる〈蝿〉。
間一髪、タオロンの機転で気づいたリュイセンは、仕切り直しの策を練る。
そして。
リュイセンは、自分のあるべき姿、取るべき道を選び抜く――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第九章 潮騒の鎮魂歌を
1.月影を屠る朝の始まりを-2
よろしくお願いいたします。