【執筆中のつぶやき】
数年に渡って、超長編を書いております。
これは、たぶん、そんな物書き「あるある」だと思います……。
あるとき、自作の初めのほうを読み返す機会がありました。
その中に、敵が、こんなことを言っているシーンがありました。
「私に毒は効きませんよ。体を毒に慣らしてありますからね」
……あれ?
この敵、数十万字先で、「毒刃を受けて、大慌てで解毒しようとしていた」はず……。
しまったぁ! 矛盾を書き込んでいた!!!
どうしよう? 改稿すべきか!?
――と、私は焦りました。
しかし、です。
これ、「敵の台詞」なんです。地の文じゃない!
よし! 初めのほうのシーンは「敵が、嘘をついていた」ってことにしよう!
そんなわけで、改稿せず、そのまま放置しました。
……すみません。
なお、今回のエピソードでは、「防塵マスク」を着用……すると、ビジュアル的にちょっと情けなくなるので、着用する手前で急展開、としました。
【次回予告】
部屋の中を、毒香で充満させる〈蝿〉。
間一髪、タオロンの機転で気づいたリュイセンは、仕切り直しの策を練る。
そして。
リュイセンは、自分のあるべき姿、取るべき道を選び抜く――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第九章 潮騒の鎮魂歌を
1.月影を屠る朝の始まりを-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16816927862727726985 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 公開です。
※第二部 第九章は、
2022年5月13日 ~ 2022年9月2日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「鷹刀の後継者」
今回と次回。
リュイセンが、一番リュイセンらしいところを見せてくれるエピソードだと思います。
このエピソードを書くために、今まで、リュイセンというキャラクターを書いてきたのかもしれない、と思ったくらいに、リュイセンらしいと思います。
ここは、余計なことを言わず、本文をどうぞ、とします。
【次回予告】
『ヘイシャオ、刀を取れ』
『お前の最期を『〈蝿〉』で終わらせたくないのならな……!』
月影が支配する薄闇の部屋に、リュイセンの叫びが木霊する。
〈蝿〉の魂が震えた。
けれど、この郷愁は『ヘイシャオ』の記憶が見せる錯覚だ。
そして、〈蝿〉は――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第九章 潮騒の鎮魂歌を
1.月影を屠る朝の始まりを-3
よろしくお願いいたします。