【執筆中のつぶやき】
カクヨムのタグは、一部分が一致すれば検索で引っかかるようです。
なので、タグを「恋愛・シリアス」にすると、検索キーワードが「恋愛」でも「シリアス」でも引っかかります。
つまり、できるだけたくさん詰め込んだほうが、お得なんだ~。
――と、思っておりました。
しかし。あるとき。(今は変わっているかも?)
「人気のタグ」を検索した場合、「完全一致」でないと、引っかからないことに気づきました。
つまり、タグが「恋愛・シリアス」になっていると、ランダムに表示される「人気のタグ」のページでは、「恋愛」にも「シリアス」にも、引っかからないのです。
やはり、そんなにうまい話はないのか……。
とはいえ、「人気のタグ」でランダムに表示される確率を考えると、たくさん詰め込んだほうが得かなぁ? と思うので、拙作のタグは、いっぱいいっぱいに詰め込んでおります。
タグって、検索のためだけではなくて、作品ページを開いてもらったときに「こんな内容の作品ですよ」と、イメージを伝えるって役割もあると思うのですよね。
個人的には、作者のお人柄が分かる面白いタグも「この作品、ちょっと気になる」と好奇心が刺激されます。
【更新予定】
そこは、海を臨む小さな丘だった。
時間が止まったかのような空間に、ふたつの墓標が寄り添うように並んでいた。
リュイセンに連れられ、その場所を訪れたミンウェイは息を呑む。
「ミンウェイ」
魅惑の低音が、彼女を絡め取る。
「いつまで、叔父上に囚われているつもりだ?」
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第三章 紋模様の流れへ
5.分水嶺の流路-1
※第二部 第三章は、
2020年5月29日(金)~ 8月7日(金)本編11話
2020年8月14日(金)~ 9月4日(金)幕間4話
毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「崖っぷち……?」
今回の舞台が崖(海を臨む丘)であるだけに、いろいろ崖っぷちです。
……今回も、あまり多くは語ってはいけない、かな……。
今回のエピソードのラストの方で、リュイセンは「ミンウェイは父上のことが好き」と言っています。
これが真実か否かは、ミンウェイ本人にも分からないと思います。
ただ、「リュイセンがそう思っている」のは、事実です。
その証拠が(というか、伏線が)、実は、「リュイセンの初登場シーン」にありました。
ピンチに陥っているルイフォンを助けるため、ミンウェイが、リュイセンに貧民街に急行するように言うシーンです。
(通話でのシーンなので『』がミンウェイ、「」がリュイセンの台詞です)
『お願い! あなたなら、なんとかなると思うから』
「はぁ?」
『あなたは、鷹刀で二番目に強いから』
「二番目? 俺の上は誰だと言っている?」
『チャオラウ』
その答えに、リュイセンの眉がぴくりと動いた。
「……父上より、俺が強いと言っている?」
『ええ』
(第一部 第三章 3.怨恨の幽鬼-2 →
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/1177354054882086858 )
ここで、リュイセンが喜んでいるんですよね。
このシーン「二番目と言われているのに、何故リュイセンは喜ぶのか」というツッコミを受けたことがあります。当然だと思います。
その答えが、今回のエピソードです。
「(ライバルだと思っている)父よりも強いと、ミンウェイに認めてもらえたから」です。
……こんな伏線、誰も気づかない……。
この時点では、リュイセンはまだ、〈蝿(ムスカ)〉にも、シュアンにも出会っていないので、一番のライバルは、父エルファンだったのでした。
次回、第三章最終話です。
そのあと、幕間が4話続きます。
1話1話、独立した幕間で、4人の語り手が登場します。
【次回予告】
「変なことを言わないで!」
リュイセンの言葉を跳ねのけるミンウェイ。
けれど彼は、冷静に彼女を諭す。
「憎しみも恨みも恐れも、裏を返せば相手に強く寄せる思いに変わりない」
そして……。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第三章 紋模様の流れへ
最終話
5.分水嶺の流路-2
よろしくお願いいたします。