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密談は、雰囲気が出てないと、盛り上がらないのです……たぶん

【執筆中のつぶやき】

 密談シーンです。
 大真面目に、こっそりと、話し合うのです。

 シリアスです。



 ……クサイ。

 

作者はいったい、どんな顔をしながら書いたんだろう?
 ――と、思われそうです。

 でも、軽く書いたら雰囲気がでない。
 やはり、密談と言うからには、それなりの空気が必要(のはず)。


 …………。


 大仰に書くと、推敲するときに、ムチャクチャ恥ずかしくなるのでした。

 執筆とは、作者が非日常感を楽しむことでもあるのです。
 リアルで、こんな言い回しをしていたら、確実に変な人ですから。



【更新予定】

 メイシアの心に芽生えた、小さな疑問。
 ルイフォンの知らない、ルイフォンの過去。

「ふたりだけで話をしたいとは……いったいどうした?」 

 夜更けの執務室で、イーレオの美貌が艶めく――。
 

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  3.密やかなる月影の下で-2

 ――明日、金曜日 21:01 更新

 よろしくお願いいたします。

※第二部 第一章 投稿終了まで、毎週金曜日 21:01 定期更新です。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












【制作ノート】
「やっと、あの幕間に意味が出てきた」

 ルイフォンの母、キリファの死について、今まで曖昧に誤魔化してきました。
 彼女が亡くなるシーンは、第一部 第一章のあとの幕間『孤高の〈猫)〉』で出てきています。
『孤高の〈猫)〉』→ https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/1177354054881136387

 この幕間は、本当に、物語の初めのほうです。
 この時点で、こんな殺伐としたシーンが出てきたところで「?」にしかなりません。第一部の物語とは、まったく関係ないからです。

 けれど、「この物語は、家族を誘拐された貴族娘の冒険譚ではない」ことを示すために、あえて、わけが分からないのを承知で、あの位置にあの幕間を入れました。

 それが、第二部に入って、ようやく意味を持ってきました。

 あの幕間、ルイフォンの一人称なんですよね。本編は三人称なのに。
 あの時点では、過去の真実だと読み取れると思います。けれど、現時点になって、改めて考えると……。
「真実とは限らない!」
「改竄された、嘘の記憶かもしれない!」

 と、なるのでした。
 つまり、そうしたいがために、あの幕間は一人称だったのでした。

(一番初めの幕間で、そんなことをしたので、それ以降、幕間はすべて一人称になってしまいました。
 幕間の執筆中は、一人称で書くべきところを、よく間違えて三人称で書いてしまって、直しています)


 今回のエピソード、全体的に、かなり分かりにくいと思います。
 すみません。

 最後の部分。

メイシア 「つまり、イーレオ様は……」
イーレオ 「そういうことだ」

に関しては、どう書いたものか、かなり悩みました。

 なんか、こう、ぼやあぁぁっと隠した感じというのは、好きじゃないんですよね。でも、ここではこんな感じに書くしかない。
 そんなわけで、この件に関しては、第一章最終話で、はっきり語られることを予告しておきます。それまで、もやもやした感じかもしれませんが、どうかお待ち下さい。


 制作ノートバックナンバー(『小説家になろう』にて検索除外投稿)
第一部→ https://ncode.syosetu.com/n6257du/
第二部→ https://ncode.syosetu.com/n3327fn/



【次回予告】

 久しぶりに訪れた、兄の家。
 煌めく白刃!?
 舞姫の母娘が、リュイセンを狙う――?
 

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  4.よもぎ狂騒曲-1


 リュイセンが、一族を抜けた兄の家へ――!
 新キャラクター登場です。
 存在は明かされていたけれど、今まで出てこなかった、兄の家族!
 新展開です。

3件のコメント

  • こんばんは~(*´▽`*)

    クサイだなんて、まったく思いませんでしたよ~!(≧▽≦)
    イーレオ様の麗しさにうっとりしておりました!( *´艸`)

    いやー、でもまさかルイフォンが……っ!(((((; ゚Д゚)))))
    客観的に語られると「なるほどっ!」と思うのですが、読んでいる時は全然気づきませんね……(*ノωノ)

    来週はリュイセンのお兄様ですか⁉Σ( ゚Д゚)
    どんな方か(美形なのは間違いないでしょうけれども)、楽しみです!(≧▽≦)
    章タイトルの意味も気になります……っ!( *´艸`)
  • 綾束さん
     こんばんはー!

     温かいお言葉をありがとうございます!
     イーレオ、麗しかったですか。嬉しいです。
    (そういえば、イーレオを書くときが、一番、クサイ……いえ……ものものしい(?)書き方になる気がします)

     まさかルイフォンが、なのです。
     けど、絶対こんなの分かるわけない! だと思います。ズルですから。
    (ごめんなさい~~~)

     リュイセン、兄の家に行きます!
     今まで、存在だけは出していたけれど、どんな人物かは、(隠していたわけではなくてっ! 単に書く機会がなかっただけでっ!)明かされていなかった兄!
     ご期待に添えると良いのですが……。

     そして、タイトル。気になってくださり、ありがとございます。
     その意味は、ずばり! ――ノリで決めたら、こうなった! です。
  • 春さん
     コメントありがとうございます。

     非日常、楽しいですよね!
    (そのくせ、リアルだったら、こんなハラハラは勘弁してほしいと、思ったり……)

    『孤高の猫』もう一度、読んでくださったのですか!? わざわざ、どうもありがとうございます。

     この幕間から、「ルイフォン本人は疑問に思わず、メイシアが違和感に気づく」という状況を作れるのか!?(それを納得してもらえるのか)――と、かなりドキドキでした、実は。

     今回のエピソードを書くとき、この幕間を読み直して、「もう少し、別の表現とか、別の描写をしていれば、もう少し自然だったかなぁ」と後悔しました。計画性……。
     でも、こっそり書き換えてしまうのは卑怯なので、我慢して押し切りました。

     そのうち、この幕間の事件がルイフォン以外の人から語られるのですが、矛盾を作り込んでいそうで怖いです。今からドキドキです。

     そして、「ルイフォンとメイシアが意図的に引き合わされた」件、覚えていてくださり、ありがとうございます!
     重要なはずなんですが、ふたりがあまりにも自然にイチャイチャしているので、私が忘れてしまいそうなんです。「意図的」ってことを。(私が忘れたらいけないのに!)

    「本当の始まりはいつなのか」とか、物凄く、核心をついたお言葉です。
     さすが、春さん、鋭いです!
     前のキャッチコピーの「仕組まれた運命のボーイミーツガール」の意味が、だんだん明かされていくのが第二部。まさに、春さんの仰ることが最重要課題(?)に! 

     いつも、お読みくださり、温かなコメントを下さり、どうもありがとうございます。
     春さんが推測してくださるのは、とても嬉しいです。
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