「誤読」……。
作者としてはAと書いたつもりなんだけど、読者の皆様には、こぞってBだと解釈されている……。
ひとりだけに、Bと解釈されたなら、「その人は、斜め読みしたんだよ!」と、開き直れるかもしれないけれど……そうじゃない。
そこ、Bと思わせて、実はAなんだよ。
つまり、「ミスリード」ってわけだね!
と、いい切れるほど厚顔でもないので、謝ります。
すみません! 筆力不足でした!
読者にはどう読めるのか。読者にはどう感じるのか。
気をつけたいと思いました。
――そんなわけで。
今回のエピソードでは、「誤読」の補足をしましたよ、と……。↓
(「ミスリード」としらばっくれたほうが、カッコついたかなぁ……)
仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀のSFアクション・ファンタジー
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第八章 交響曲の旋律と
8.雨音の子守唄
を、明日、土曜日、朝 7:01 に更新します。
よろしくお願いします。
年内最後の投稿です。
皆様、良いお年を。
※第一部完結(2019年1月26日)まで、毎週土曜日 朝 7:01 に、定期更新です。
近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。
そして、連絡事項!
すみません。今のままでは1月26日に完結できないことに気づきました。
話数を数え間違えていて、1話多かったのです。
そこで、最終回は2話投稿します。
詳しくはこちらに→
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054887967459※カクヨムコン4に参加中です!
長編(SF・現代ファンタジー部門)
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517短編(キャラクター文芸部門)
『ドロップス・レイン』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883503422 『マグカップリン』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881207177 参加表明ノートはこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054887680654 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
本編のあとにお読みください)
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制作ノート
「〈ベロ〉の正体」
このエピソード、本当は幕間にしたかった話でした。
まるきりの裏話で、しかも過去を振り返る話なので、ネタとしては幕間向けなんですよね。
けれど、幕間にすると、このエピソードの位置は「第一部が終わったあと」になります。
完結したあとに、再び「雨降りのしっとりとした雰囲気」に戻さなくてはいけません。
しかも、第一部ラストのエピソードに主役が出ないことになります。すべての謎の種明かし、みたいならいいのですが、そういうわけでもありません。
そんなわけで、時系列に合わせて、本編内のこの位置になりました。
第五章で〈ベロ〉が喋ったとき、「〈ベロ〉の中の人(?)は、ルイフォンの母キリファだ」と、ほとんどすべての人に解釈されたようです。
違うんです。
〈ベロ〉を作ったのはキリファですが、もとになっているのはシャオリエなんです。
……書き方がまずかったぁぁぁ!
実は……、見分けるポイントがふたつもあるから、大丈夫だろうと、楽観視していました。
ポイント1 ルイフォンに対する二人称が違う
キリファ→「あんた」
シャオリエ→「お前」
(ふたりとも、口が悪い……)
そして、〈ベロ〉は「お前」です。
ポイント2 『ひよっ子』という言い方は、シャオリエのみがする
ほとんど出てきたことのないキリファと、第二章の後半で出たっきりのシャオリエを、第五章の時点で区別するのは、不可能に近かったのだと、反省しました。
誤読されることに気づいて、ルイフォンの台詞に微修正はしたのですが、まったく効果がなかったと思います。
でもまぁ……第一部の終わりのほう(すなわち、このエピソード)で明言する予定だから、いいかなぁ……と。
(ルイフォンが失踪してメイシアが追いかけてきたとき、〈ケル〉のセキリティを〈ベロ〉が勝手に書き換えました。
そのことに気づいたルイフォンが「誰をモデルにしたか分かる」と思っています。
あれも、「キリファじゃなくて、シャオリエなんです」という私の密かな訴えでした)
さて、物語はいよいよ、「彼らのその後の行動」に移ります。