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【更新】『デヴァイン・シンフォニア』第四章3-3「…………すみません」

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517
 第四章 動乱の居城より

  3.居城に集いし者たち-3

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第四章は、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。


 長期連載の漫画で、1巻のころの絵と最新刊の絵が、まったく違う作品ってありますよね。
 小説も、第一話と最新話で、まったく違うことってがは、ありませんか?
 絵柄なら、違いがひと目で分かるのですが、小説は一見しただけでは分かりません。でも、確実に違う! 少なくとも自作の場合は……。

 第一章と、現在投稿中の第四章は、かなり違います。もう恥ずかしいくらいに。
 第四章と続く第五章では、舞台が第一章と同じ「屋敷」なので、たびたび第一章を読み返すのですが、「あー、文章が古い……」とたまに落ち込んでいます。

 しかも、現在執筆中なのは第七章なんです。もう別物なんです。
 この前、投稿済みのところ(第四章3-1)の冒頭に微修正を入れたのですが、「ペンキの禿げた部分だけを塗り替えたように、そこだけ周りと比べて浮いている」ように見えました。
(そのあと、少しぼかす作業をして、できるだけ違いが目立たないようにしました)

 いつか、書き直せたらいいなぁ(でも、別物になって差し替えが効きなくなりそう)。

 そういうわけで、現在、手元では第七章が進んでおります。
 第四章とはだいぶ、状況が変わっています。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート「…………すみません」


 わりとすんなり、ハオリュウとエルファンが手を組んだ――ような気がします。すみません。
 拍子抜けしたかな、まずかったかな、と思うのですが、敵対する理由がないんですよね。もともと、彼らの異母兄弟のルイフォンとメイシアが協力関係(というのだろうか)にあるので、ふたりが対立しても仕方ないわけです……(たぶん)。
 そんなわけで、協力するのは決定項。問題は「どのような条件と力関係で」というところが、エルファンの焦点になったのでした。
 なんか物凄く期待を外しているようで申し訳ないです……。

 全然、活躍はしていませんが、久しぶりにメイシアが出てきました。
 電話越しとはいえ、やっと異母弟と再会を果たしました。
 さて、この先……………………次回に、続きます。

2件のコメント

  • ハオリュウの子供っぽさと小僧っぽさが現れ、エルファンの度量がまた大きいことを知らされ、お互いを認めることで互いに利があると判断しての共闘。という流れがすごく自然でした。

    さらに今回はハオリュウとメイシアの電話での対面シーンがとてもよかったです。随所に印象的な比喩が使われていて、それが自然に溶け込んでいて、場面の雰囲気をすごく盛り上げていると感じました。
    このあたりはさすが月ノ瀬さん!という感じでした。

    いよいよ合流が近づき、事態はあちこちで動き始め、と続きが本当に楽しみです!
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
     ハオリュウとエルファンの流れ、自然だったでしょうか。そう言っていただけると嬉しいです。
     彼らは、主人公ふたりの異母兄弟同士なので、展開としては「仲良くなる」が見え隠れしていたと思います。
    (勿論、作品によっては、一方がもう一方を殺害して主人公ふたりが敵同士になる、という物語もありうるとは思います。ですが、これまでの流れから、本作がそうなる可能性はほぼゼロと言っていいかと)
     読めてしまう未来に向かって、どう話を持っていくか、が課題でした。
     理想的なのは互いに「お主やるのぅ」というやつ。同年代同士なら、殴り合って同時に倒れて友情を深めるような……。……無理ですね。このふたりの場合。
     そんなわけで、心理戦、頭脳戦、舌戦、で、「お主やるのぅ」と、なりました。
     第四章開始時に「心理戦です♪ 腹黒です♪ 性格悪いです♪」と近況ノートに書いたのは、ハオリュウとエルファンのやり取りを指していたのでした。(やっと終わった……)

     ハオリュウとメイシアの電話での再会は、とにかく感動的に! が目標でした。
     けれど電話なので、ビジュアルには映えない。そういうわけで、比喩で頑張りました! お褒めのお言葉、嬉しいです。
     このシーンは、外野の動きにも力を入れました(そうでもしないと、映えない)。
     メイシアの名前を呼べないリュイセン。異母弟と親しげに話すことに嫉妬するルイフォン。イーレオの意図を代弁するエルファン。久しぶりに、「メイン登場人物ふたりによる腹の探り合い」以外を書くことができて、ホッとしたのでした。
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