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【更新】『デヴァイン・シンフォニア』第四章4-1「密室というものは、何故だか盛り上がるものである……たぶん(あ、別に密室じゃないか)」

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517
 第四章 動乱の居城より

  4.窓辺に吹く風-1

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第四章は、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。

 次回で第四章が終わります。

 ――全然、何も解決しそうにないですね。
 ……ええ、その通りです。

 第四章は、初めは全17話の予定でした。しかし、あまりに長いので、前半と後半にして、2章に分けたのでした。つまり、第五章最終話までいって、やっと一区切りなのです。
 毎回、章ごとに数ヶ月のお休みを取るのですが、今回は途中で切ったようなものなので、数カ月は開けません。幕間を挟み、1、2週間くらい休んで、第四章あらすじを入れて、第五章に入ろうと思います。
(あ、やっぱり、1ヶ月くらい開いている。でも、ストックがどんどん減っていて、きゅうきゅうとしているんです)

 第五章は、今までに仕掛けておいたネタ(タネ?)が一気に花開く……はず。
 桜が満開に咲き乱れます。(春に第五章を公開したかったなぁ……)



 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート「密室というものは、何故だか盛り上がるものである……たぶん(あ、別に密室じゃないか)」

 ……すみません。
 ミンウェイとシュアンの対決、盛り上げておきながら、なんか、肩透かしを……。

 ………………。

 鷹刀一族全体の利益から考えると、とりあえず、ミンウェイはシュアンと手を組んでおくべきなのです。少なくとも、「そういう口約束をしておくこと」には、なんのデメリットもないのです。
 鷹刀一族は、やろうと思えば、あの手この手でイロイロできるので、一介の警察隊員(しかも下っ端の若造)のシュアンよりも、ずっと立場が強いのです。――というところを、上手く表しきれなかったなぁ、と反省しています。

 ミンウェイは、「個人として」シュアンに向き合い、同情してしまったので、「組織の人間として」は失格です。
 けれど、人間的なミンウェイのほうが個人的には好きです。(そして、シュアンはそこに漬け込んでいる。もっとも、彼には彼で、ひねくれた正義とその背景の弱さがあるので、ミンウェイが人間的に接したのは、それはそれで意味があったはず)

 ミンウェイの心の動きは書ききれてないな、と思います。人によっては「わけが分からん。ご都合主義?」と言われてしまうと思います。それは…………。もっと上手く書けるようになりたいなぁ。

 そして、「そんなのお見通し」のエルファンがフォローに入り、ミンウェイを回収。シュアンを配下におきました、と。めでたし、めでたし。
 あ、ハオリュウいませんね。どこに置いてきたんでしょう? 次回に続く!

4件のコメント

  • おはようございます!
    ノートにお祝いの書き込みありがとうございました!

    ということでデヴァィン~のお話を。
    今回も面白かったです。
    ノートの内容込みで話していきますと、ここはササッとエルファンが収めた!な印象ですね、もろもろの事情を知った上での簡潔な解決を狙ったという印象でした。
    ミンウェイの人間らしさ、というのはここで不意に浮かびあがった感じでしたが、かえってキャラクターに2面性を持たせられてよかったと思いました。心の動きを書ききるのは難しいですが、テンポも大事ですからここは気にしなくてもいいのではと。

    そしてハオリュウ!
    冒頭から迷子になってるのは気にかかりましたね。
    いったいどこに!(笑)
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
     実は、ミンウェイを書くのは、なかなか難しかったりします。表向きは「できる女」なのですが、第三章でちらっと出た「もと暗殺者」のあたりが関わると、ぐらぐらと揺らいでしまう(というところを、本文中でしっかり表せないといけない)ので。
     主要人物なので、今後、書き込めていけるかなぁ……。

     ハオリュウは、何処にいるのでしょう?
     これは次回、はっきりします。大丈夫です。

     いつも、ありがとうございます!
  • 窓辺に吹く風-1.5

    エルファンが、ゆっくりと近づいてきて、シュアンの顔に影を落とした。
    「とりあえず……」
     渋く魅惑的な声が響いた。
     続いて少しあどけなさの残る声が続く。
    「……お前に役に立ってもらうぞっ!」
     その場にいた全員が凍り付く。その声はあまりにエルファンの容姿からかけ離れていた。少し高く、威厳はあるものの幼く、それ以上に年長者たちの頬を緩ませるあどけなさがあった。
     そして声の主がシュタッとエルファンの背後に出現した。
     もちろんハオリュウである。
    「い、いったいどこから?」
     振り返りながらそれを聞いたのはエルファン。答えるハオリュウは少年らしくピンと伸ばした人差し指で鼻の下をかいた。
    「へへん。もちろん背中につかまってたのさ!」


    ごめんなさい……
    ではまた! 
  • 関川さん
     ハオリュウを見つけてくださって、ありがとうございます!
     まさか、そんなところにいたとは!
     エルファンにすら気づかれずに、背中に貼り付いていたとは……。ハオリュウ、やりおる!

     面白かったです!
     どうもありがとうございました。
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