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「千客万来」の裏話

先週の更新で「千客万来」が完結しました。
……なのに何故今頃近況ノートを更新しているのかって?
本当は昨日までに上げるつもりがうっかりしていました。いやその、木人樁での鍛錬に集中してしまいまして(←

今回の話では二名ほど過去に登場したキャラクターが久々の再登場を果たしました。
一人は阿遥。第一話「相碁井目」にて李白との囲碁勝負に負けた少女です。まな板と言われるとキレて口調が著しく汚くなります。
もう一人は王恭。「月影玉兎」にて蘭香に文字と知識を与えた少年です。こちらは初登場時、名前すら明かされていませんでした。

この二人の再登場はおそらく意外と感じられると思います。初登場がいかにも脇役な感じですし。
が、実はこれ既定路線です。初登場の時点で今回の再登場は予定されていました。あまり事前に伏線を張れなかったのがちょっと反省点です。一応総集編の「抄録総集」ではさりげなく二人とも話に出てきていましたが。

この話は前話「無悪餓鬼」よりも時系列としては前になります。「無悪餓鬼」にて蘭香らを陥れたのは、阿遥でした。
そして、王恭は「宗主」とも呼ばれています。この呼称は「岷山隠棲」以降、度々登場したものです。天吏獄卒と結んで中天幇会を潰し、悪人を何人も従え、利剣宝刀を収集する人物……李白らはまだその正体を知りません。しかし、相対するのはそう遠くないでしょう。

次週からは「零丁弧苦」をお送りします。
こちらもちょっと意外な人物の再登場。そして、鬱回です。

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