金魚屋奇譚の連載を始めて二週間が経ちました。
カクヨムで生まれて初めて「Web小説」という形式で執筆をしている訳ですが、実はずっと考えている事があります。
読みやすいのか?
古い人間ですので小説と言えば「本」の形しか知らなかったわけですが、スマホやパソコンで読む場合、一度に画面に表示される行数に至っては読み手の端末に依存しているし、紙面をめくる動作がスクロールなので一気にびゅう~んと流れてしまいがちになる、等と「読む作法」が本とはあれこれまったく違う事に今更気が付きました。
改めて、Wab上に掲載された自分の作品を読んでみると「一話が長い!」ことが分かりました。
いや、分かっていましたけどね、作者ですから(笑)
でも、Wab上で読むには長すぎるのです。
そもそも長編小説が好きな私自身であれば、昔から長い文章を読むのに慣れてるので問題は無いのでしょう。
でも、カクヨムユーザーのほとんどはライト層で、そんなにがっつりと読む事に慣れていない方がほとんどではないでしょうか?
なにせ「お手軽に読める!」のがWeb小説の強みですし。
そこを逆を行くのが長編小説・金魚屋奇譚です(笑)
長くてもテンポよく読み進めてもらえるように、文体は工夫しているつもりなんですよ。これでも。気持ちは、ね。
ですが、
下(もしくは左)まで読むの長いなあ…挫折しそう。
あれれ? どこまで読んだのだっけ?
となるのは、文体以前、Web小説という形式ならではのお悩みだと思います。
さてどうしたものか。
Web小説の素人が考えたって妙案得たりとはいきません。
幸い、カクヨムでは数多の作品が掲載されています。
先輩方の作品、特に、ランキング上位の作品をいくつか読んで勉強して分かった事があります。
一話が短い!
ランキング上位の人気のある長編作品は「うん百話!」の物語で綴られており、さすが何年もかけて連載されているだけはあるなあ、と感心したのですが、よくよく観察してみると、一話自体の文字数は体感的に2,000字から4,000字くらいでしょうか。
もっと短く、400字、800字程度といった原稿用紙2枚かそこらの作品も少なくありません。
私のは10,000字近くあります…。
ここは改善点すべきでしょう。
長編小説という「苦行」にお付き合いいただく訳ですから、作者としては、貴重な読者のみなさまには、道中はなるべく楽に気軽に読み進んでいただくためにも、エスカレーターやら歩く歩道やらを用意しなければいけません。
そういう訳で。
私も先輩方の作品を見習って、一話は長くても2,000字から4,000字程度に細かく区切って公開してみようと思います。
・読みやすく
・親しみやすい
をモットーに! 早速編集作業に取り掛かるとしましょう。