副題について一度、自分なりにまとめたかったので押しつけがましく紹介させていただきます。
第1話「序章の叫び」
特になし。オリジナル。
第2話「熱い心を伴にして」
特になし。あえて言えば、鉄板焼きだったので熱い感じを。
第3話「静かなること林の如し」
「孫氏 軍争編」より。風林火山で有名な一節。
第4話「青年の日の思い出」
ヘルマンヘッセ著「少年の日の思い出」より。エーミールがとても有名。
第5話「動くこと雷霆(らいてい)のごとし」
「孫氏 軍争編」より。風林火山で有名でない一節。
第6話「酒食足りて幸福を知る」
「管子」より。元は「衣食足りて礼節を知る」。
第7話「花は桜木 酒は肥後」
「花は桜木 人は武士」より。
第8話「春の夜の夢」
「平家物語」より。「驕れる人も久しからず」に続く比喩。
第9話「まず初めに旨味ありき」
「新約聖書」より。「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり、言葉は神であった」という一節を改変。罰当たり。
第10話「春の宵は一刻が千金に値す」
蘇軾の詩「春夜」より。元の詩文も好きですが、私的には「一刻に千金ずつを敷き詰めて六万両の春の曙」という狂歌の方が好きです。
第11話「我は海の子」
文部省唱歌より。焼酎のCMでおなじみ。
第12話「春の祭典」
ストラヴィンスキーのバレエ音楽より。第一部は「大地礼賛」で第二部は「生贄の儀式」。
第13話「Veni Vidi Vici」
ユリウス・カエサルの戦闘報告より。「来た。見た。勝った」という意味で、マルボロにも記載されている。
第14話「肴を得て我を忘る」
「荘子」の「魚(うお)を得て筌(うえ)を忘る」より。「魚を得てしまえばその道具である筌は不要になるのと同様に、事業が達成されれば功は忘れられる」ということの喩え。
第15話「世の中に絶えて酒肴のなかりせば」
在原業平の「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」より。酒と肴がなければ……。