• 異世界ファンタジー

07-30M 11月9日1300

ガーベラ会戦11月9日、午後一時頃の状況


ケイマン軍は第一軍団の活躍により午前十一時の段階で帝国軍塹壕線の第三線まで突破。
その後、第一軍団の通常歩兵の攻勢で突破口の左右の拡大に成功している。
図は、午後一時前後、ケイマン軍第一軍団重装歩兵による第二次攻勢直前の状況である。

帝国軍は昼、1100~1300の戦いでは敵第一軍団通常歩兵の攻撃を後退しつつ、かわす事に成功している。
この戦いでは、帝国軍の損耗は一割以下にとどまり、一方、ケイマン軍には多大な損害を与えている。

中央部のクロスハウゼン旅団は押し込まれてはいるが、白兵戦をほぼ行っていないこともあり、兵員の損耗は5%程度に収まっている。
ただし、現状、ケイマン軍重装歩兵の突撃を止める方策がなく、帝国軍首脳部は憔悴している。

ケイマン軍は全戦線での攻勢を企画している。
第三軍団は午前中から一部攻勢に参加していたが、本格的な攻勢転移を命じられる。
帝国軍ベーグム師団の攻撃を警戒して、午前中は防御態勢だったケイマン第二軍団も、帝国軍の攻勢はほぼ無いと判断され、攻撃を行うことになった。
ただし、第四歩兵師団は延翼運動の途中であり、攻勢は主として第三歩兵師団が担うことになっている。



メハン川東岸では、ケイマン第二親衛大隊長と第二騎兵旅団長が激怒している。
だが、メハン川旧渡河点の舟橋架橋は未だ開始されていない。
ケイマン側からは何度も催促されているが、ゴルデッジ連隊は、ベーグム第一歩兵連隊の存在におびえている。

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