柿崎　タダツグ

04-19M05 ベーグム師団の反撃


ベーグム師団が龍神教の初期攻撃を撃退し、追撃に移った場面。


龍神教は、ギリギリ統制を維持した状態で敗走しています。


ベーグム師団の追撃ですが、第一歩兵連隊に所属する三個大隊、第一から第三大隊と第一魔導大隊、そして二個騎兵中隊で行われています。
これは事前の作戦であり、追撃部隊の統括はベーグム・アリレザー師団長本人が当たっています。
アリレザー師団長は第一魔導大隊と行動を共にしています。
先鋒は第一歩兵大隊で第一歩兵連隊司令部と第一歩兵連隊長が陣頭指揮に当たっていました。
ベーグム第一歩兵連隊長はベーグム家の重鎮でアリレザー師団長の従弟に当たります。
第一歩兵大隊長は第一歩兵連隊長の嫡男であり、親子で先鋒を担った形です。


分断点の北側には第二歩兵連隊に所属する三個大隊、第四から第六歩兵大隊と第二魔導大隊、二個騎兵中隊、そしてベーグム師団司令部が残されました。
師団司令部は副師団長ニフナレザーが統括し師団幕僚と師団長夫人も残っています。
師団の半分が北側に残されたのは、一度に隘路を超えるのが困難な事、北側に何かあった時の備えなどが理由ですが、何よりも師団の半分の追撃で充分と考えていた、というのが大きいでしょう。