• 異世界ファンタジー

04-16M02 マラリア沈静化 配置転換

04-16M02 マラリア沈静化 配置転換



ベーグム・アリレザー師団長(キョウスケ呼称 ロリコン親猪)の命令により、攻勢準備のため配置転換が行われたあとの状況。


Hex 2110、2111、2210がキョウスケ達によって作られた湧水池になります。
そこからの水路は主としてレトコウ伯爵軍により掘削されました。


レトコウ伯爵軍の前面に位置した湿地帯は埋め立てられています。
キョウスケの構想では池や水路の掘削で出た土を利用して埋め立てる予定でしたが、実際にはHex1312、1313近辺の高地を削った土砂が利用されました。
土砂運搬の手間が主たる理由になります。
池や水路の掘削で出た土砂は『圧縮レンガ』に加工され、池や水路自体に使用されました。


クロスハウゼン・バフラヴィーが指揮することになった諸侯軍ですが、レトコウ伯爵を寄り親とする中小在地領主の軍勢をまとめた物です。
騎士爵から子爵まで、数十人から数百人規模の軍勢の寄せ集めとなります。
諸侯軍の過半は、マラリアが沈静化してから現地に到着しています。
諸侯軍は当初、レトコウ伯爵軍の東側に配置されていましたが、最右翼、西側に転換され、その分レトコウ伯爵軍が中央寄りになっています。
諸侯軍は総計では五千人以上いますが、寄せ集めで戦闘力が高くないと判定され、四個大隊に編成されています。
大隊の指揮官は、諸侯の中で高位の貴族が任命されていますが、実質的には補助としてつけられたクロスハウゼン大隊の将校が指揮を執っています。


クロスハウゼン大隊ですが、兵員数的にはほぼ半分に分割されています。
キョウスケ達の半個大隊がHex2916に配置されたのは、バフラヴィーらが西側に移動した後です。
軍の配置転換は、早朝の会議で決定され、午前中に完了しています。
軍の配置転換は、日中に、龍神教側からよく見える状況で堂々と行われています。
これは、日中の方が陣地転換は容易だというのもありますが、龍神教を挑発するためでもあります。

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