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弱音を吐けるようになりたい(3)

まだ続くのか?と呆れられそうですが……。

実は、「二本松藩シリーズ」についても、少々凹む事態が発覚しました。
カクヨムでも書いたでしょうか?
今連載中の「鬼と天狗」については、元々、H氏という人からの「二本松藩の天狗党討伐の話が読みたい」というオーダーがきっかけで、スタートしました。

こうしたオーダーというのは、作話側にとっては決して悪いことではないと思うんです。発想の幅が広がりますし。また、H氏ご自身も二本松藩関係者の間では、割と名が知られている人と言っても過言ではないでしょう。
連載初期の頃は、資料の提供を受けたりH氏ご自身の見解も聞かせてもらったりして、なかなかありがたかったんです。

ですが、このところちょっと違和感が生じ始めていたというか……。
こちらからDMを送っても、レスが返ってこないんですよね。そもそも、作品を続けるかどうかは最終的に私の判断ですし、先方の都合もあることは百も承知です。ですので、送る頻度もそれほど多くなかったとは思うのですが。

ですが、1月末にDMを送って未だにレスが返ってこない、その間X本体の投稿がたまにあるというのは、さすがにおかしいと思うわけです。まあ、普通に考えてスルーされていますよね。H氏の投稿は私もリプをつけて、さり気なく存在を思い出させていましたし。
→私が気に入らないならば、フォローを外せば?とも思いますが……。

私の推測が正しければですが、多分H氏が読んでいたのは最初の第一章半ばくらいまで。いや、読むか読まないかは本人の自由ですよ?ですが、自分からオーダーをあれこれと出しておいて、DMにすら返答しないというのは、さすがに失礼じゃないですかね……。

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拙作をお読みになっていらっしゃる、もしくは近況報告まで読んでいただいている方はよくご存知かと思いますが、「鬼と天狗」に関しては、かなりリサーチ&オリジナリティに力を割いています。そもそも、文久2年~元治元年にかけての二本松藩の資料はほとんどないと言っても、過言ではない。
私が本業で書いている「SEO記事」よりも、「鬼と天狗」のほうが、遥かにリサーチ作業及び構成を作るのが大変なんです、実際には。
多分本職の歴史系ライターでもない限り、「文語体の資料が一次資料としてのデフォ」「文語体の手紙を作ってみる」なんて、滅多にない事例だと思う。いや、それなりに楽しんではいますけれど、それでもかなりの頭脳労働であるのは間違いありません。

で、これとは別に「白露」という作品があります。

こちらはH氏のオーダーとは別に、ある二本松藩士のご子孫の方から伺った「口伝」をベースに、私から申し出て白沢村史の情報などを突き合わせながら書き下ろした作品です。
この作品については、私もご子孫の方も泣きながら書いた・読んだ経緯があり、予定にはなかった「アルファポリス」の歴史小説大賞へのエントリーを計画しています。

問題はこの「白露」について、先のH氏が「家族愛について書いた二本松藩の作品もありますが~」というような、半ば引っ掛かりを感じるような書き方の投稿を、Xでしていたこと。これについて、ご子孫の方がお怒りになられている次第です。
ご子孫様のお怒りは無理のないことで、自分の祖先が非業の死を遂げ、それについて取り上げた作品が揶揄されて平気なわけがないじゃないですか。

実は、私もH氏とのやり取りで違和感は薄々感じていたんです。個人的な話になりますが、当然私もH氏とは別のルートから各種資料に当たっているわけで、その資料の中に「須賀川の大商人が二本松藩の給料を受け取っていた」という記述がありました。
歴史的バックボーンを解説すると、添付の写真です。典拠は、『天保元年・慶応・戊辰・明治十年二本松藩士人名辞典』の17Pめ。国立国会図書館デジタルコレクションでも探せます。私の資料読解が間違っていなければ多分天保元年(1830年)時点の話なので、そこそこ古い情報ということになります。
幕末の須賀川については私もあまり詳しくありませんが、内藤氏と市原氏の住んでいた地域は、間違いなく「白河藩領」だった地域。内藤氏も市原氏も白河藩の「郷士」クラスだったであろう人間で、この記述が正しければ、何らかの事情により「異なる藩から二重に給与を受け取ることを許されていた」、独自の地位にいた人物ということですね。
見方によっては、当時の藩政システム及び民間人との協力体制を考察するうえで、かなり斬新な歴史的発見だと思うのですが……。

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で、これを踏まえたうえで、私が「二階堂衛守様(なるみんの弟)が須賀川に住んでいたという説は、衛守様が諜報活動の役割などを担わされていたのかもしれませんね」という話をしたわけです。
ですが返ってきたのは、剣もほろろ、かつこちらの意図からは遥かに的外れな返答でした。
具体的には、「新参者の町人と旧来の藩士を一緒くたにしてはいけない」というような内容……。

結構凹みましたよ。何気に須賀川在郷者を小馬鹿にしているというか、さり気なくディスられていませんかね?
実は今書いている「鬼と天狗」については、経済やら何やらの情報について、「二本松藩史」「二本松市史」「二本松寺院物語」(恐らく、二本松藩の歴史を調べるとこの3書が資料筆頭に上がると思います)だけでは到底足りず、東和町史や本宮町史など、国立国会図書館にも入っていない本まで当たっています。私が最新話の参考にした「樫村日記」などは、恐らく現存するのは国立国会図書館と郡山市歴史資料館のみというレアさ。国立国会図書館デジタルコレクションも含め、一般市場には出回っていません。

地元の利点をフル活用し、時には二本松図書館の禁帯書の資料まで当たっているわけですから、ある程度「フィクション」の要素もあるにせよ、普通に「歴史的資料」としても活用できるくらいの視点は、「鬼と天狗」に入れているつもりです。

ですがエビデンスを提示したにも関わらず、かのような返答をされたのでは、「なんだかなあ」と思ってしまいますよね。そこまで、ムキになって全力否定するほどのことかなあ……と。

ご子孫さまにもお話致しましたが、私にとって作中の「二本松藩士」たちというのは、「血の通った人間」なわけです。間違いなく当時も「家族愛」は存在したでしょうし、公儀への忠誠心と「私情」に対する狭間で揺れ動いたこともあったと思います。それは「生身の人間」として、ごく自然な感情でしょう。

それを「多少人よりも歴史の知識がある」というだけの理由で、あれこれと一方的に論じるのは、やはり道義的にどうかと私は思う次第です。
それって、言ってみれば単なる「歴史好きの名を借りたマウンティング」ですよね。この手合もnoteで接したことがあるだけに、正直、ため息しか出てきません。
「鬼と天狗」は執筆のきっかけとなったH氏がもう読んでいない・読む気がないとしても、カクヨム・note(+宣伝用のXも)でそれなりに読者がいらっしゃるので、ちゃんと完結させますが……。

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私が二本松に関するあれこれを応援したいという気持ちに偽りはないですし、これからも応援していくつもりです。でなければ、睦会に入ったりしないわな。
ただ、この手の「マウンティング」に疲弊しきった……という思いも、どこかであります。なぜ、純粋に「歴史を知る・語ることについての楽しさ」を味わえない・共有できないのでしょう。

法律的な事を言えば、名指しで悪口を言ったりしない限りは、まず「誹謗中傷事件」にはならない。ですが、クリエイターの作品というのは、作り手だってそれなりに創意工夫を凝らしているわけですし、小説などを書く際も、アウトプットは一瞬でも、その背後では莫大な労力を費やしているわけです。

分かっているんですかね~、この人は。
「私はアナタの虚栄心や気紛れを満たすために、『鬼と天狗』を書いているわけじゃないのよ」と言いたいのを、ぐっとこらえている次第です。


それをスルーするスキルも大切なのですが、こう立て続けに変事が持ち上がると、さすがに心が疲労骨折の悲鳴を上げます……。
お陰であれこれと「疑心暗鬼」になってしまい、このところ「心のゆとり」が持てません。

そうしてどこかで冷静に分析してしまう自分が、一番嫌で悲しかったりして。感情的に、気の赴くままにあちこちで吐き出せれば、どれほど楽なことか。

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多分、ここで衝動的・安易に「止める」「リセットする」と言ってしまったら、きっと後で後悔するような気がするんです。
そして、カクヨムではあまり「Web記事」っぽいことは書きませんが(というより、カクヨムの仕様上向かない)、noteではちゃんとこの手合に対して、なかなかの記事も書いていました。

悪口や誹謗中傷の行動原理と解決法について(前編)
https://note.com/k_maru027/n/n66f01272b85d


悪口や誹謗中傷の行動原理と解決法について(後編)
https://note.com/k_maru027/n/n2faa79c35cf4

また、二本松に関する記事も「止めたほうがいいのかな……」なんて憂鬱になりながらつらつら考えていたところで、初見の方から、何かnoteで猛烈に「二本松に関する記事」を中心に「スキ」をつけて頂き、かつ、コメントまで頂いておりました。たまたま先日二本松を訪問されて、その余勢で拙記事を見つけてくださったようですが、このようなピュアな方に読んでいただけると私も嬉しいですし、微笑ましく感じます。

やっぱり、私の強みは「人のためになる記事・喜ばれる記事」も書けることなんだと思う。決して、自分のためだけ・自己満足のためだけに書いているわけじゃない。
それを再確認できて、少し落ち着きを取り戻しました。本調子に戻るには、まだ時間がかかるでしょうけれど……。

以上、長い愚痴にお付き合い頂きまして、ありがとうございますm(_ _)m
「構ってちゃん」と思われるのが嫌で嫌で、noteやXではどうしても吐き出せなかったのですが、カクヨムの近況で吐き出すことで、救われたかもしれません。
多分、少しずつでも「草莽の作家・ライター」として、また歩いていけると思います。

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