おひさしぶりです。苦節十八年の万年予選落ち作家九頭龍一鬼です。
今回は、なぜか『2週間で小説を書く!』~実践練習体験集のPV数の伸びがよく、愚作でははじめて500PVを達成したことを御報告致したいとおもいます。たしかに、小説練習の軌跡をたどるとともに、其其が掌編として讀めることから、たのしんでいただけたのかもしれませんが、如何せん、PV以外の反応がないので理由はわかりません。ただ、愚生の新人賞応募記録の箇所の伸びがよいので、今後の参考にしたいともおもっております。
近況ですが、前作『遥かなる遥かなる遥かなる現在(いま)此処へ』を完結したのち、第五回星新一賞で最終候補にのこるという事件がありまして、御報告がおくれたことを陳謝致します。本作『らららかがくのこ~多元宇宙間戦争』は、愚生のページからすぐに讀めるので、興味のあるかたは御覧ください。ともかく、十代後半から純文学の新人賞に応募しまくって、落選しまくって、正月休みの暇潰しに執筆したSF小説が最終候補となると、根本的にジャンル的な資質がとわれるのではないか、とおもいました。ゆゑに、現在はSF小説にもちからをいれようと奮励努力しているのですが、一度、最終候補にのこると、〈つぎは受賞しなければ〉というバイアスがかかって、なかなか、新作の執筆を発軔できません。いまのところは、一旦、純文学からとおざかって、SF小説を乱読して勉強している日日です。
ほかにも、HDD内に埋没していた二十代で――就中、二十歳頃に――執筆した詩集『DOGMA』が発見されたので、愚生のページで公開させていただきました。本作は、丸山健二に耽溺していたころの作品ですので、叙情詩というよりは、マチズモ的な思想詩がおおくなっています。手前味噌のようですが、後半にゆくほど文軆も洗練されていっているとおもいますので、興味のある題名の作品からでも讀んでいただけるとうれしいです。