挿絵チャレンジNo.8。記事の中で一番めんどくさそうな3番目のヘアカラー方法を図にしました。
↓これ
「オークの木から灰を作り、煙草と、同量の空豆、大麦とコロハ(ハーブの一種)を入れる。さらにオレンジの皮、ユソウボク(常緑樹の一種)をこすったもの、サフランとカンゾウ(マメ科の多年草)を土製の壺に入れて3本の指が水に隠れるまで水を注ぎ、沸騰させる。この液で髪を洗い、陽で乾かし、石炭の上に硫黄をばらまいて髪を燻蒸する。燃やしている間に出てくる煙を頭にかけて布で頭髪を覆う。」
「ユソウボクをこすったもの」って何ですかね。手順もいまいちよく分かりませんが、要は材料を全部ぶっこんで煮ればいいのかなと思いました(適当)
これを髪に染み込ませます。
次に日光にあてます。真夏の昼間がよいとか。
ヴェネツィアの家にはアルターナという屋根のないテラスがあって(今もあります)、女性たちはそこでソラーナと呼ばれるつばだけの麦藁帽子をかぶり、何時間も暑さに耐えながら髪を日に焼いたそうな。
ビオンド・ヴェネツィアーノ(ヴェネツィアの金髪)は金と赤褐色の間みたいな髪色のことです。太陽の光があたると美しく映え、どんな目の色にも合うとして大変もてはやされたそうです。
「金髪は永遠の憧れ」枝葉末節にこだわる〈西洋中世の日常生活〉
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886087056/episodes/1177354054889566171イラストまとめ
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