青空、曇り空、朝焼け、夕焼け、雨や雪……今日も色々なひとの色々な想いを込めて画家は空を描きます。

目を閉じれば浮かんでくる、あの時の黄色。想い出の中の色を辿っていく色シリーズ第三弾です。(不定期更新) ◆色シリーズ第一弾◆｢青にまつわる物語｣ 《青から青へ……繋がっていく物語…

ミコ55歳。愛する意味を知るための心の旅、はじめました。

4年に1度の『うるう年』、4年前の『うるう年』の日にあたし達は指切りした。4年後のこの日にもう一度、会おうと……。 ──少女には秘密があった。それは……

凍った月、それはわたしだ。勝手に作られたイメージの中で美しいものだと周囲は勝手にいつまでも理想を重ねる。忘れないこと、変わらないことを無意識に望まれる。 そんな日々の中でわたしは…

一冊の何も書かれていない月白色の本。 ｢あなたの紡いだ夢の欠片、差し上げます｣ 月夜に公園のベンチにポツンと置かれていた本を巡る少しだけ不思議なお話。

人生の黄昏時に二人は出逢った。 どこにでもいる平凡な中年の男女。 でも、たったひとつの恋。 いくつになっても、ひとは恋をするのです。

毎夜、眠りについてから、わたしはノックの音で目を覚ます。時刻は午前3時。そこは見覚えのない真っ白な部屋。静かに開かれるドア、ある王国の昔話が語られ、そして……。不思議を巡る物語が…

幼なじみの栞と文哉は恋人同士として付き合い始めたばかり。そんな二人のケンカの顛末は……。

母と二人暮しのユウ。恋人なし、仕事でも失敗ばかり。そんなユウのクリスマスイブのお話。特別な事はなくても大切なものは見つかるんだよ。きっとね。

仄昏い闇は深淵を覗こうとしたものをそっと招く。 いつの間にか魅せられ絡めとられ墜ちていく。 夜の帳に包まれながら。 そんな、” 夜ヲ想ウ、ウタ ”

「あたしは間違ってないんだから。これは正義の執行よ！」ユリエは自分に絶大な自信を持っていた。迷うこともなく。立ち止まることもなく。彼女は思いもしなかった。そんな自分が周りの人間を…