私は毎日夜の三時に目が覚める。 私が居るのは白い部屋。 毎晩、女性と男性が、交互にやって来て、私に話を聞かせる。 その話とはーー。 不思議で優しく少し哀しい(?)物語。 謎解きの様に進んで行くストーリー。 カクヨムコン短編部門参加作品。 読みやすく、優しい文章。 作者様の個性が光る逸品❗
長編中編という尺ですが。1話ずつの構成がシンプルなのにとても美しく、完成されています。読んでいるのがとても心地よく、次の展開が楽しみになります。内容も奥深いテーマがあり、御伽噺や童話の世界から離れた、大人の読者の方にもおすすめ出来る作品です。物語を書く者としても、とても感銘を受けました。とは言え、一朝一夕に真似出来る個性ではないので。ぜひ1話ずつを味わうように、お読み頂くことをおすすめしたいです。扉がひとつ閉じた時の余韻も素敵な作品です。