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「虚構エッセイは大鉱脈だ!」と思った瞬間

最初はほんの思いつきでした。
 
ある日ふと「もらったお題をそのままタイトルにつけて虚構エッセイを書くのって面白いかも」と思って、ただのメモのつもりでFacebookに投稿したら、気の早い人がさっそくお題を投げてきて、それで「なし崩しで再開」したものでした。
 
ところが書き始めてみるとこれが実に面白い。

「逃げ道」というお題で、「剣道や柔道みたい逃げ道と呼ばれる武道があったらどうなんだろう」と想像しながら書いてみたところ、なんだかもうそういう道場が間違いなくどこかにある気がしてくるし、「久々の再会」では女装コスプレイヤーになりきって書いてみたらどうだろう、誰と久々に再会するんだろうと書いた結果、自分でも思いがけないほど面白い作品が生まれました。
 
今日公開した「高子少齢化」も、書き出す前はこのお題のことを「面白い言葉遊び」だとは思ったものの、それ以上展開しようもなさそうに思えました。ところが実際に「高子化」って何だろう?と感が始め、「少齢化」ってどういうことだろう?と掘り下げるうち、おもいきり今の現実を鋭く批評するキーワードとして立ち上がってきたわけです。
 
「すげえ! 虚構エッセイすげえ!」と思った瞬間です。今日でまだ23話。追いつきたい人はまだ追いつけます。1日1話ずつ公開していきますが、いずれも大して長くない話ばかり。電車待ちの時間など通勤時間の暇つぶしに、ぜひ読んでやってください。

●なし崩しで再開
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892340431/episodes/1177354054892399446

●逃げ道
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892340431/episodes/1177354054892354637

●久々の再会
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892340431/episodes/1177354054892385723

●高子少齢化
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892340431/episodes/1177354054892881828

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