• 異世界ファンタジー

ライラと『私』の物語 第六部 あとがき的な何か




【※第六部までのネタバレを含みます】




 こんな所まで読んでいただき、ありがとうございます。作者のGiGi(ジジ)と申します。




 さて、衝撃的な結末を迎えた第六部。この終わりに関して、作者からは何も申し上げられません。今はまだ。

 なので、この「あとがき的な何か」も今回は更新する予定はなかったですし、したとしても短くなるなあと思っていましたが……結局更新します。なんだかんだ語りたいんです、私。ごめんなさい。


 気を取り直して。


 とりあえずは第六部、何と言っても「『ドメーニカ』の物語」でしょうか。

 これはね……登場人物に思い入れの強い作者といたしましては、ポロポロ泣きながら執筆しましたとも、ええ。なんでドメーニカがこんな目にあわなければならないのか、と。

 一人の悪意ある男によって運命を狂わされてしまった、イタリアからの転移者三人。ドメーニカはただ、ファウスティの隣にいたかっただけなのに……。

 という訳でヘクトール、彼にはしっかり第六部中にご退場いただきました。当たり前です。

 実はドメーニカの物語は、どこで語るか悩んでおりました。しかしヘクトールを倒すにあたり、ここでやっておかないと「よく分からない悪人が何となく倒される」という構図になってしまうのでヘクトール戦前にやった次第です。

 そんな「『ドメーニカ』の物語」ですが、こちらの章を単体で読んだのちに本編を読んでもお楽しみいただける作りとなってます(多分)。違った視点で物語を楽しめると思いますので、興味のある方はぜひ……いや、ここを読んでくださっている方は既読者でしょうが。



 そして『魔女狩り』戦ですね。

 各地で行われた戦闘の模様、いかがでしたでしょうか。

 おかげで過去編と合わせると、第六部の実に五分の四もの間、主人公組の出番がないという異常事態に。すいません、展開の暗さも相まって、脱落した方も多々いらっしゃるかと思われます。

 しかし! 第三部の火竜戦に続き、ここら辺で総力戦という名の顔見せをやっておく必要がございまして。出番ないと忘れちゃいますもんね。

 まあ何故かと問われますと詳しくは申し上げられませんが、ようは今後も彼らには出番があるってことです。少なくとも戦闘能力がある者に関しては。いったい何が起こるのでしょうか。



 それではせっかくですので、第六部のラストの展開にも軽く触れておきましょうか。

 一応こちら、物語当初からの予定通りの展開となっております。むしろ、この物語はこの一連の展開が基軸となって始まったと言っても過言ではありません。決して作者がヤケを起こしたとかいう訳ではないので、そこに関してはご安心ください。

 ……今言えるのはこれくらいでしょうか。しかもこの後、第七部は誠司とエリスの過去編から物語は始まります。

 果たして続きは、物語はどこに向かうのか気になるところでしょうが、このタイミングで二人の過去編をやることに大きな意味があります。そしてこの過去編が終わった時、その意味がわかると思います。

 とまあ、作者的にはどうかお付き合いくださいませとしか申し上げられませんが、こんな終わり方認められない! と思う人ほど、完結後でもいい、物語の続きを見届けて欲しいです、はい。




 さてさて。意味不明な文章の羅列もアレですので、そろそろ恒例のお礼の方を。


 この作品を読んで下さっている全皆様方、ブックマーク、評価、いいね、フォロー、星、ポイントを入れてくださった皆様方、それにそれに、PVを後押しして下さっている皆様方全員に、引き続き厚く御礼申し上げます。


 長い物語、本当に、ここまで追いかけてくださっている方、また、新規に読み始めてくださった方もいて嬉しい限りでございます。

 当初の予定通り、今のところは第九部で完結予定です。終盤に全てを詰め込んだ物語、ここまできたら最後まで見届けて欲しいなあ、などとわがままを言ったところで唐突に次回予告。




 少女には『父』がいた。


 少女には『母』がいた。


 悲劇的な終わりを迎えた第六部。物語はいったん巻き戻り、誠司の『始まり』から語られる。

 父と母は、何を見て、何を聞いて、どのように生きたのか——。


 ——そして物語は、過去へと紡がれる。



 「……私には、『魂』が見えているんだなあ……」



『決意と覚悟の第七部、誠司(四歳)が途方に暮れる転移系王道(?)ファンタジー』


 引き続きお楽しみ下さいませ。



 2024年 12月 5日 GiGi



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