【※第一部のネタバレを含みます】
こんな所まで読んで頂き、ありがとうございます。作者のGiGi(ジジ)と申します。
いやあ、無事に第一部、投稿しきることが出来ました。小説家になろう様では予約投稿が分単位で出来ません。なので休みの日も、ええ、頑張りましたとも。8時7分投稿という変な縛りつけるんじゃなかったと、今は後悔しております。でも、やりきりました!
さて、本作についてですが、一番最初の書き始めの頃は、設定らしき設定はありませんでした。
ある一つのギミックを思いついて何となく書き始めたのですが、その時点で決まっていたキャラは、境遇こそ決まっていたものの名前も決まっていない数名のみ。莉奈に至っては、物語を始める舞台装置としてご登場頂いた、ただの『女子高生(転移者)』でした。
しかも当初作者の中では、『女子高生(転移者)』(後の莉奈)の境遇や『娘』(後のライラ)の境遇を考えると「二人とも陰キャなんだろうなあ」と思っていたのですが――まあ、蓋を開けてみれば二人ともなんともポジティブなキャラでしたね。
そんな風に書き進め、転移者ボーナスとして莉奈に『空を飛ぶ』能力を与えた訳なのですが、その段階まで進めた所でこの物語の終わりが完全に決まりました。と、同時に莉奈が主役になるもの決定。作者としても予想外でした。てっきり誠司主軸で物語は進むと思っていたんですけどね。
そんな雑な作りの本作ですが、さすがに要所要所のチェックポイントや、物語の最後で何が起こるかは決めてはいます。決めてはいるんですが――基本的にプロットは作っておらず、舞台だけ用意して話を動かすのは完全にキャラ任せでございます。ええ、作家のクズです、すいません。
当然これからも新キャラはどんどん出てきますが、実際に登場するまで作者もどんな性格なのかあまりよく分かっていません。というか、想像と違かったりしています。大変です。まるでTRPGのゲームマスターをやっている気分です。
ただ利点として、作者も何が起こるのか予想がつかないので読者視点で楽しく書き進める事が出来ております。整合性だけは十分気をつけておりますので、どうか許してやって下さい。
せっかくなので、第一部で極端なキャラ任せの例を紹介させて頂きます。まずは、なんといってもレザリアさんです。
あのエルフさん、まさかあんな自我を持つなんて思ってもいませんでした。
ちなみに作者にとって本作が処女作ですが、彼女は私に大きな気づきを与えてくれた大事なキャラです。それは――
『安易にキャラに名前を与えてはいけない』。
私の悪い癖で、名前をつけた途端に色々バックボーンとか考えてしまうんですよ。例えばそれは、すぐにご退場頂いたザランでさえも。
閑話休題。その様に今では莉奈にラブラブな彼女ですが、当初の予定では本当に舞台装置、『助けを求めるエルフA』でした。それがあんな活躍を見せるなんて想像しておりませんでした。作者はルネディ戦、どうするつもりだったんでしょうね。
あと作者がこの部で一番驚いたのは、『深き眠りに誘う魔法』の使い手、カルデネの存在でしょう。だって誠司同様、幕を斬り裂くまで、あの部屋の奥に悪い中ボスがいると思ってましたもん。さあ、ボス戦書くぞ!と意気込んでいた作者としては、どうすんだよコレ、と頭を抱えたものです。
そんな訳で作者のせいで辛い過去を与えられてしまったカルデネさんですが、彼女には是非幸せになって貰いたいものです。もし彼女に役割が与えられる場面が来たら、書いてあげたい部分ですね。
さて、語りたい事は沢山ありますが、このままつらつらと書き続けると思わぬネタバレをしてしまいそうなので、そうなる前に第二部の予告に移りたいと思います。
第二部、数々のテンプレ展開が莉奈を襲う!
第一部終わりの『冒険者ギルド』の文字で察した方もいらっしゃると思いますが、この物語にも所謂テンプレ展開が次々と襲いかかります。
とは言っても、チート能力持ちではない莉奈の事ですから、色々と苦労をする事でしょう。
そんなこんなで、どこか控えめだった第一部から一転、第二部はコメディ要素多めの展開となっております。優しい物語だと思っていた方、ごめんなさい。
物語の性質上、話が進むにつれシリアス展開が多めになってしまうので、まあ、今の内にという事で……。
そんな第二部ですが、殆ど書き終わっておりますので近日中に投稿を始められると思います。この物語の謎も少しずつ解き明かされていきますので、ご期待下さい。
という訳で、ここまでお読み下さりありがとうございます!
第二部、莉奈の控えめな胸が世界の命運を分かつ!
引き続きお楽しみ下さいませ☆
2023年8月19日 GiGi