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(上)

 そんなディープなオタクではないのだが(ディープなオタクに対する憧れはある)、オタク「気質」はあって、その一つは全部喋りたくなることである。取捨選択ができない。

 前々から何度か語っているが、自閉スペクトラムの自閉側に偏っている人が「記憶力がよい」というのは、これは「定型発達と違うものを覚えているので、記憶力が<<良く見える>>」が正確なところだと思うんですね。

 つうのは例えば、「こないだの旅行どうだった?」という質問をしたとする。普通は、「いやーうみの杜美術館よかったよ」ってなるわけですよ。つまり、「旅行」全体の中から、意味のあるというか、浮き上がるポイント、語るべきものを選択して、そこを喋るわけです。
 俺はどうなるかっていうと、「いやあ、朝雪結構すごくて、で昼の便はちょいちょい欠航するって言うんですよ、だからこりゃあ参ったなって思って、空港にいる人間とやりとりして、でもまあなんとか飛びそうっていうか、仙台から飛んでくるのは分かったからまあ乗れるだろうと、晴れてきたしね。これぞ日ごろの行いがよいおかげ、みたいなことを思って、そんで飛行機乗ってさあ。いやあ前も思ったけど、ほんと仙台までって離着陸しかないよね、空中飛んでる時間一瞬。めっちゃ近い。ってことはさあ、飛行機ってやっぱアホほどスピードがあるんだよな、すごいよねえ鉄の塊がさあ、あんなスピードでぶっとんで」から始まるわけですよ。仙台につくまでどれだけかかるのかって話になる。

 ほいでこういうときに、たとえば「いや俺が乗るのがADO101便だったんだけど、これがもしADO109便だったら欠航だったから危なかったよなー」みたいなことを言い出したら、「うわあこいつなんで便名まで覚えてんだ、ヤバ」ってなるでしょう。そういうことだと思うんですね。

 つまり、記憶力の総和で言うとさして差がないんだけど、普通覚えてなさそうなこまっかいところにその記憶力を使ってしまうというか、使えるというか、それが「記憶力がよい」の正体、少なくともその一部ではないか、と思うわけです。我々、というか定型発達者は文脈というものをゴリゴリに利用していくわけで、その分「文脈」に即したものであればデタラメに高い記憶力を発揮できる。「2年前に一回会っただけの人の顔を、人ごみのなかから発見する」とかが出来るわけですよ。これ俺に言わせれば完全な異能ですけど、結構普通って顔してやるでしょう皆さん。なんかそういうことなのかなーみたいな。インプットに対する丸めの弱さっていうかね。まあこの辺りはどうでもいいんですけど。俺はちょっとスペクトラムで言うと疾患寄りの人間だということです、ようするに。

 ほらな! 
 どうでもいい話が長くなる!!

 今回はちゃんと近況ノートで宣伝しようと思ったンですよ。
FINAL FANTASY Vと私(上)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885060022/episodes/1177354054885069523 )
 これをな! 5900字書いてまだ(上) なんだ!!
 けど、一生懸命書いたんですよ。でできれば、FF5マニアの方とか、マニアじゃないけど結構やった方とかに、「ある~」「わかる~」「そのプレイはトーシロ」ってなって欲しいなって思ったり、あなたの思い出を聞きたかったりする。
 ただね。思い出を聞こうとするには語りすぎたかなって思いもあって、それの言い訳を書き始めたらこの体たらく! なんなんだ。
 
 とにかくそういうことです。FF5erの皆さん、ぜひコメントをください。なんなら読まなくてもいいです。下のコメント欄にFF5の思い出をただ書いていってくれてもいい。

 後編は近日公開予定です。

2件のコメント

  • やったことないです(終)

    何でだろう!FFは7(途中)←これも自分で理解できないのですが、セフィロスがどうなったかはネットでしか知らないのです途中で挫折してるのです・・・黄色いトリに乗って走るのがクリアできなかったような・・・

    FF10はやりました!
  • FF7はゴールドソーサーで冒険が終わる(黄色いトリ(チョコボ)に乗るゲームがあるところ)(スノボガーとかが楽しい)ってのあるあるですね。しょうがないんだよ……世界より自分の楽しみ。魔王はアレですよね、強い敵を送り込むよりカジノを作った方が勇者の足止めができる。
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