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短篇集「偏執狂の猿にタイプライターを無限に打鍵させたとき、猿のテキストが偶発的にレイ・ブラッドベリを凌駕する確率に関する実験報告」について

 カクヨムに投げている短篇集「偏執狂の猿にタイプライターを無限に打鍵させたとき、猿のテキストが偶発的にレイ・ブラッドベリを凌駕する確率に関する実験報告」のランキングが26日付けでホラー部門4位につきました。ありがとうございます。
 自分は十年以上前から小説の新人賞に応募しておりまして、こちらの短篇集はその間に書き貯めてきたものになります。「限界世界」だけは新作ですが。比較的古いものばかりなのは、新しいもので出来がよいと判断したものはショートショート大賞に応募中だからです。落選したらそれらもカクヨムに投げていく気ではいますが。短篇集のなかで出来不出来があるのはそのためです。ご了承ください。
 しかし思えばこの十年、ひどいものでした。テレビもゲーム機もない部屋で、会社帰りに深夜すぎまでひとり小説を書き続け、挙げ句それらが落選作の紙くずとして散っていくさまを十年見続けるというのは、心を病むにじゅうぶんすぎる悪環境でした。というか、すでに偏執狂と診断されるに足ると思います。
 短篇集のタイトルは「無限の猿定理」からとったものです。wikipediaによれば『ランダムに文字列を作り続ければどんな文字列もいつかはできあがるという定理である。比喩的に「猿がタイプライターの鍵盤をいつまでもランダムに叩きつづければ、ウィリアム・シェイクスピアの作品を打ち出す」などと表現されるため、この名がある。』とされています。それでもそれでも「ブラッドベリを凌駕する」としたのは、ぼくなりの挟持と受け止めていただければ幸いです。じぶんはまだ、書くのをやめられないでいますし、そうであるならば、過去の偉人を敬意をもって乗り越えようとするチャレンジを続けるつもりでいるのです。

2件のコメント

  • 「会社帰りに小説を...」のところでカフカを思い出しました。凄いです。
    「偏執狂」と自称されるには、あまりに純度の高い情熱に感服いたします。
  • みーしゃさま
    コメントありがとうございます
    情熱というよりは、書く以外なにもできない、というほうが実態に近いのです
    ですのであまり偉ぶれる話でもなく
    面目ないです、
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