『霧島 翔』様の作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818023212091356370ファンタジー世界で、お笑いで天下を取る夢に破れた底辺芸人のハラユキが主人公でございます。
いつものように、私好みの『変わり種ファンタジー』ですねえ。
彼が路頭に迷っていたところ、謎エルフと遭遇。
そこでなんか成り行きの適当なノリで秘術をかけられると、あら大変。
言ったギャグがそのまま魔法になる体質になっちゃいました。
炎を絡めたギャグなら炎魔法に、寒いギャグなら吹雪にといった具合です。
しかもこれがめちゃくちゃつええ。
そんなこんなで世界を救うべく、魔王の討伐をやらされることに。
しかし、いかんせんただの芸人。
究極魔法は使えるが、冒険に関してはド素人。
そこで彼の旅を助ける相棒として、歴戦の女戦士オリビアが宛がわれるんだけど、こいつがやべえww!
一言で言えば鬼畜系。
喋る代わりにビンタを飛ばす、頷く代わりにビンタを飛ばす、微笑む代わりにビンタを飛ばす。
そう、手が早い(物理的に)
ここに爆誕してしまったのだ。
鬼畜系どS女戦士 × ボケ担当底辺芸人魔法使い というコンビが!
ハラユキは世界一の芸人を目指す男だ。
ボケられるところでは迷わずボケをかます。
例え世界の運命が掛かってようが冒険の要所要所でボケ倒す。
オリビアはそんな彼へ、ときに冒険者の先達として指導するため、拳と飛ばしてツッコミを入れ。
ときにボケなくても、なんとなく拳でツッコミを入れ。
もうなんか、これは調教とかじゃないかなという感じで、やっぱり拳でツッコミを入れるのだった。
これはそんな、世界を救う使命を背負わされてしまったお笑い芸人と、鬼畜女子オリビアさんの、ボケとツッコミ渦巻く──いやお前らまじめに世界すくえや!(本人たちは真面目です) と突っ込みたくなる物語。
こんな方にオススメ
:ボケとツッコみのコンビプレイなファンタジー冒険譚を読みたい。
:お笑い要素全振りのバディものが見たい。