「少し舞台が広がってきたこともあり、簡易地図を作製してみました。第二章の冒頭に追加しましたが、位置関係が知りたい場合は先に見ていただいても大丈夫です。但しＰＣでないと正常に見れない可能性があります」
「百聞は一見にしかず。あなたの回りくどい小説を読んでくれる人に対して、適切な配慮だと思うわ」
「といっても、俺の小説を読んでくれてる人はいないんだけどね。アハハハハハ――って、いるし！ なぜか！ フォロワーが２人も！ マジなの！？」
「ダメよ！」
「えっ？」
「過敏に反応してはダメ。今来ているのは……おそらく野生のフォロワーよ」
「や、や、野生のフォロワー？」
「上手く餌付けしてここが安全だと分からせるまで、強く刺激してはダメよ」
「餌付けっていったいどうやって？」
「そんなの決まってるじゃない。ムチムチでプリンプリンな展開を、２話に１話くらいの割合で差し込むのよ」
「って、それはダメだって言ってたじゃん！ それに意味なくそんな展開を挿入したら、ストーリーが滅茶苦茶に――」
「なりふり構っていられないでしょう！？ 千載一遇のチャンスなのよ！？ もともと暴走気味のあなたの小説に多少手を加えたって誰も気づかない。そして、今の状況を呼び水にして、一気にスターダムにのし上がるのよ！」
「ちょっと待って！ 俺をイジり倒すのは構わないけど、他人を巻き込んだらダメでしょうが！ こっちにそんな意図がなかったとしても、どう受け止められるかは分からない。そこはきっちり分別つけなくちゃダメなんじゃないの！？」
「……な、な～んちゃって。よ、よく私の誘いに乗らずに自制を利かせたわね。もし乗っかってきたら、逆にとっちめようかと思ってたのに……」
「本当かなぁ。まあとにかく、失礼がありましたことお詫び申し上げます。どうか許容量の許す限り、ごゆるりとなさっていってください」
「何でも謝れば済むと思ったら大間違いよ」
「って、どの口が言ってんの！」
「こっちもネタ探しに必死なのよ。個人フォローの人たちは、この近況ノートの連載を待ってくれてるかもしれないんだから」
「って、そんなバカな？ これは連載でも小説でもないからね！」
「でも、今さらこのスタイルを変えられないでしょう？ どうせ小説は手直しだけでそれほど頭を使ってないんだから、少しくらい頑張ってみたらどうなの？」
「って、結構修正箇所も多いし、頭使ってるからね！」
「だとしても、黙々と投稿だけを続けるわけにはいかないでしょう？ 最悪ストックからネタを引っ張って来てもいいわ。私とあなたの付き合いは、ここで始まったわけじゃないんだから」
「……確かに」