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【結局七割がた書き下ろし】すっげえ長かった。

 特にシャベルとかの単語をルーマニア語に置き換えるのが。まあフランジもそうなんですけどね。

 Dance with Midians 17から19まで更新しました。屋敷の廊下で噛まれ者になった屋敷の使用人との交戦です。
 屋敷の厩番や園丁が相手なので、彼らの得物は乗馬用の鞭や園芸用具です。移植鏝とかシャベルとか小型ナイフとか。

 ルーマニア語ではシャベルのことをlopatăと言います。
 ロパタ、正確にはロパトァーとか、そんな感じの日本語には無い音で発音するみたいですが。子供が使う様なスコップも含まれるかはわかりません。俺としては施設科部隊が使う様なシャベルが含まれていればいいので、これでいきました。
 今回の更新で戦った相手は屋敷の使用人たちですが、武器としてシャベルを持っているためこうなりました。
 フランジはもうあきらめたけど、ヴィルトール編に出てくる英単語はなるべく日本語に置き換える様にしてます。英語圏じゃないですからね。
 シャベルはその定義で行くと円匙なんですが、一般的な単語ではないのでルーマニア語の読みを探しました。その結果円匙(シャベル)が円匙(ロパタ)になったんですが、あんまり変わりませんね。
 というか、円匙のままでもロパタでも意味が通じてない気がします。でも出来れば、シャベルではやりたくなかった。ちなみに自衛隊ではこれをえんぴと呼ぶんですが、正しい読みはえんぴではなくてえんしです。
 cuţitはナイフという意味です。チュツィトとかそんな音かな? tの発音がわからなかったし、すんなり意味の通る単語に出来るから、小刀で済ませました。
 あと、本編のキメラのときみたいに個別の識別名がついてないのがすごいやりにくかったです。一撃で仕留めてしまえば、「別の敵が」とかの簡単な表現で済むんですが。 今更ですが、ゲオルゲさんの復活シーンがすごいお気に入りです。 

 ヴィルトールの格闘シーンが大幅に追加され、結果にページに分割することになりました。
 噛まれ者相手なので、さしものヴィルトールも苦戦してます。ドラキュラが噛んだ個体ではないので、なんとか五体満足で戦えてますが。というか、ラルカちゃんに刺されるまでは五体満足でいてもらわないといけないから、戦闘能力のバランス調整が結構大変です。
 ちなみに屋敷の住人が結構大勢喰屍鬼化してますが、これはドラキュラが直接襲ってないからです。
 この時点ではドラキュラは復活して一日と経過してないので、自分になにが出来るかを試すために自分で血を吸ったり噛まれ者に血を吸わせたりとどめを刺さずに放置してみたり喰屍鬼に人間を襲わせたりといろいろやってました。アドリアンと一緒にいたアンドレアが喰屍鬼化して復活してるのはそのためです。
 ヴィルトールが吸血鬼と渡り合えてるのもそのおかげですね。グリゴラシュが相手だったら一瞬で終わってるでしょう。

 俺の作品は徹底して個人の一人称視点なので、こういう裏事情のたぐいは視点を変えないと説明しにくいですね。

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