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ウェラテヌス隆盛期 六章からの登場人物 建国五門編

 お疲れ様です。
 浅羽信之です。

 先日、建国五門に関しての軽い説明をしたので、折角だからと六章から出てくる建国五門の若者+エスピラ(ウェラテヌス)、サジェッツァ(アスピデアウス)の紹介をば。




・ヴィンド・ニベヌレス
性別:男
階級:貴族
初登場:六章
六章時年齢:22

 永世元老院議員にしてタイリー・セルクラウスも実力を高く評価していたメントレー・ニベヌレスの孫。元老院からの推薦。エスピラの軍団に権威を持たせるため、また、メントレーのオルニー島占領の功績を称えるために軍団長補佐に任じられた。
 本人も自分の実力を買ったわけでは無く、祖父の功績と力、血筋のためだと良く理解している。



・ルカッチャーノ・タルキウス
性別:男
階級:貴族
初登場:六章(存在の示唆ならば四章)
六章時年齢:25

 エスピラのカルド島攻防時、騎兵隊長だったスーペル・タルキウスの子。元老院からの推薦。
 ヴィンドと同じくエスピラの軍団に権威を持たせるために軍団長補佐に。エスピラの推薦で神官も経験しており、財務官の若手枠を務めたこともある。ある意味、順調な出世、順当な人事で選ばれた。
 神官への推挙や財務官選挙にてエスピラへの恩義もあるが、同時に父スーペルをマフソレイオに派遣したのは一時的な左遷人事だとも見抜いているため、手放しでエスピラに感謝しているわけでは無い。



・ジャンパオロ・ナレティクス
性別:男
階級:貴族
初登場:六章(存在の示唆ならば五章)
六章時年齢:32

 裏切り者のナレティクスの中で裏切らずにアレッシアに居た者。傍流であり、北方のテュッレニアに居たからこそ誘われなかった、という理由でもある。造営官などの経験はあるが、財務官経験は無い。建国五門を固める、という意味での権威付けや裏切り者の汚名を晴らす機会を与えるために元老院からの推薦で加わった。
 四章の時点で本流から声を掛けられることも無く、五章の裏切りに於いて元老院から呼び出されることも無かった人物。つまりは、そういうこと。



ついでに並べる残り二門

・エスピラ・ウェラテヌス
性別:男
階級:貴族
六章時年齢:27

 ついに27歳。子だくさん。この物語の主人公にして親バカ・ウェラテヌス。
 一章時とは違い、大分妻との関係に余裕が出て来た。「他の男を見るなと思いつつも嫌われたくないので言えない」、から、「好きなだけ比べれば良いさ。嫉妬はするけどな」に。そこをもうちょっときちんと描くべきだったか、と少しだけ後悔中。
 


・サジェッツァ・アスピデアウス
性別:男
階級:貴族
六章時年齢:37

 若くして独裁官にもなった俊英。まごうことなき天才。
 アレッシアが過渡期に入っていることを察知したからこそ、エスピラとも親交を深めていた面もある。



 一応、一気に増えることは確実だったため、出せる人物は先に少しずつ出してはおりましたが、それでもやっぱり急に出ざるを得なかったため非常に登場人物は多くなっております。
 まあ、本編で必ず分かるような形に、誰だっけ? とならないように気を付けておりますので、是非とも『ウェラテヌス隆盛期』をお願いいたします。

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