お疲れさまです。浅羽信之です。
ええ。今回は題の通り多くなった登場人物を纏めております。ですので、第十章終了までのネタバレを含みます。第十一章のネタバレは含まない、はず……。
と、言う訳で。
まず、今のアレッシアに於いては派閥は大きく分けて五つあります。その五つは
・アスピデアウスを中心とした派閥
・エスピラを中心とした派閥
・エスピラの義姉プレシーモが作り上げた派閥
・マルテレスを担ぎ上げようとする派閥
・無所属
ですね。
最大派閥が『アスピデアウスを中心とした派閥』です。
現在の元老院議員を多く擁しており、最もアレッシアとしての権力を振るえる派閥です。同時に、独裁官でありながらグエッラ・ルフスに大きな枷を嵌められた反省があるため、アレッシアが勝つために意思の統一を、と自分たちが大きな権限を持てるようにしている。
主な中心人物……サジェッツァ・アスピデアウス、サルトゥーラ・カッサリアなど
どちらかと言えば……タヴォラド・セルクラウスなど
次にエスピラの属している派閥。
能力主義に近く、しかも適性を探してくれるとのこともあって国の力になりたいアレッシアの若者に人気。一方、軍団の維持に外国の力も借りていることから、彼らが主導権を握ると外国に大きく影響されると言う危惧があるため忌避されてもいるし、エスピラもそのことは分かっている。そんな派閥。
主な中心人物……ヴィンド・ニベヌレス、トリンクイタ・ディアクロスなど。
どちらかと言えば……スーペル・タルキウス、カクラティスなど。
三番目の紹介はプレシーモの作り上げた派閥。
北方諸部族を形はどうあれほぼ抑えることに成功したバッタリーセ・クエヌレス。そしてアレッシアをほぼ手中に収めていたタイリー・セルクラウス。この二つの正統な後継となればアレッシアでも随一の実力をほぼ一つの家門で握れる。
と言うのは間違ってはいないが、残念ながら一番大事なハフモニとの戦争やその後に控える戦いの想定がほとんどなされていない。
主な中心人物……プレシーモ・セルクラウス・クエリ。ブレエビ・クエヌレス。
どちらかと言えば……シジェロ・トリアヌスなど。
四番目はマルテレスを担ぎたい派閥。
主な人物の名前を挙げると、十一章に出てくる者達になってしまうので割愛いたしますが、平民が中心であり、平民の中でも一時は権威を握りかけた、あるいは握っていた者たちが再度の夢を見てアレッシアで最も勝てる将軍に取り入りたいと思っている。
グエッラ・ルフスの支持者や貴族嫌いの者が多い。
しかし、当のマルテレスはそんな派閥が好きでは無い。
最後が無所属。
イフェメラの父ペッレグリーノ・イロリウスなど、それと関係なくアレッシアのために働いている者。
ただし、ヌンツィオ・テレンティウスのように力を持てば持つほど強制的にこの戦いの舞台に引っ張り出される運命が待っている。
以上となります!
最近は物騒なことや新型ウイルスの新たな変異など大変なことばかりですが、自分の心身を一番にゆるゆると生きて参りましょう!