皆様お疲れ様です。
浅羽信之です。
本日は人物紹介の番外的な要素で、名前の似ている二人についてあげたいと思います。
それは誰なのか。
ええ。三章から出てきたステッラ・フィッサウスと四章から出てくるグエッラ・ルフスです。
二人とも平民。四十代後半。男性。とやや似ておりますが、イメージがある浅羽はもちろん混同することはありません。基本的には小説内で差異を分かりやすくするべきだと思っておりますので(それが完璧にできれば苦労はしませんが)、ここでは軽く、名前に籠めた意味から差異を感じ取っていただければなと思います。
まず、ステッラ・フィッサウス。
彼がどんな人物かを言えば、平民、しかも被庇護者であり出世の最高峰は百人隊長と言われているくらいの地位の者。その中で百人隊長となり、タイリー・セルクラウスの信任も厚く、部下からも信頼されている。戦場では背を向けず、仲間を守り、叱咤激励し、持ちこたえさせる。鉄の芯を心に入れる。
そんな『英雄』をイメージしております。
故に、『ステッラ・フィッサウス』。英雄の意味を籠めさせてその言葉を選びました。
次に、グエッラ・ルフス。
彼は平民でありながらお金持ちであり、元老院議員経験もある有力者です。しかも民会が推すほどに優秀で、不甲斐ない敗北と平民の目には映る戦いをしていた貴族に対して『平民主導で』戦争を、ひいてはこれからのアレッシアの政治を動かすと言う期待が双肩に乗っております。
物語的にも言わば『会戦を主張する側』。これまでのアレッシアの伝統通り、数を揃えて正面突撃を相手の数が多くてもするべきだ。力を見せつけて屈服させるからこそ尊敬を得られるのだと言うアレッシア人らしい男です。
そんな『戦争』をもたらす存在。
故に『グエッラ』。ただ、エスピラとは立場が異なることも起きてきますので、どうしても悪い印象、頭の良くない印象も与えかねません。
そのため、親心として戦術、軍略にも精通していると言う意味を籠めて『ルフス』と苗字を設定いたしました。
以上が簡単な二人の説明になります。
これで皆様の混乱の種が減れば幸いです。
また、最後になりますがいつも読んでいただきありがとうございます!
大変励みになっております。
そして、これからもよろしくお願いいたします!!
浅羽信之でした。