どうも私は、夢と現実がごっちゃになっている状態で永らく生きていたようです。
元ネタは現実の人やら場所やらなので、さらにややこしい。
私の行きつけの文房具屋は、4丁目の角の店の地下。
…の、はずだけど経営していた夫婦がお亡くなりになったので、現在は更地です。でも相変わらずそこに行きます。しかもそこには元々地下などはありません。
でも私はその店に行って、地下に降りていきます。(これは夢の話)
すると地面の高さに設置された窓からの明かりと、部屋の照明で煌々と明るいフロアに出ます。
そこには太く、しっかりした飴色の木枠のガラスのショーケースが並んでいて、近寄りがたい気もしないのですが、店員とは気安く話す仲なので、ずいっと近寄っていってショーケースの中を覘き込みます。
何を見ているのか?
万年筆。
女性持ちの細くて優美な物もありますが、私の好みは無骨で真っ黒なデザインの物。
いつもいつも食い入るように眺めていて、包みましょうか?の店員の言葉に慌てて「とても買えるようなお金は持っていません」制止して、また眺めている。それだけ。
大変迷惑なお客です。
ある時、“お試し頂くだけならタダですよ”言われ、「それ」を借り受けてウチに持ち帰えり、小間物を入れておく引き出しにしまって寝ました。
翌日その引き出しを開けてみると、そのような物は無い。
そこでようやく“カラクリ”が分かった次第です。
よくよく考えるとそのようなことが多い。
夏は両国橋の花火大会!
ふつうに思っていました。
私は北海道在住なのに。
でも、“その日”にそこへ行くと、見知った顔(夢の中だけで、個々の名前は知らない)の人々がここ、ここ、ここに座れと示してくれます。
橋の上に花茣蓙が敷かれてあって、重箱が用意されていて、卵焼き、煮しめ、漬物なんかが詰めてあり、それを肴にお酒を飲みながら花火を楽しむ趣向が整っている。なんの不思議も感じずにそれを普通として暮らして来ました。
前に書いたおでん屋さんと同じですね。
今現在、一般の会社に勤めて、フツーに収入も得ているので、一応正気ではあるようです。