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こむら川小説大賞ピックアップ!(序盤戦)

 みなさん夏休みしてますか?
 お盆ということで、夏も折り返しですねえ。あちーや。

 そういうわけで今年は「第七回こむら川小説大賞」に参加しました。みんなでワイワイ楽しいですね。開催期間は17日までだそうなので、興味ある方は是非参加されてみてはどうでしょう。

【第七回こむら川小説大賞】
 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082011920376

 さて、これを書いてる現在参加作品は約100作品だそうです(!!)。けっこう読んだかなと思うので、今のところ「これ!」という作品をいくつかピックアップしたいと思います。

 秋犬さんはエントリー順に読んでいるので「まだ読んでもらってないよ!」という方、待っててくださいね。講評出すくらいまでには、何とか読むんで。ちなみに感想は自分のTwitter(X)でぼちぼちやってます。よろしくお願いします。

 ではいきます!

【何故に蛍は光るのか/292kiさん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082018139997

 ケツが光る!

 蛍のコミュニケーション能力を人間に移植した世界の話。お尻がピカピカ光るだけでなく、ケツピカコミュニケーションにより表情が失われていくというところがとても面白かったです。実は我々、ネットの登場で既にケツピカの世界に突入してるんじゃないかと思うとまた違った面白さが出ると思いました。ケツピカしてる中で必死で意思疎通の難しい相手とのコミュニケーション方法を模索する、そういうのって素朴でいいなと思います。


【その煌めきを孤独と呼ぶなら/蛙田アメコさん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082013105320

 ちんぽが光る!

「わぁ~お!」という効果音と共に股間のマル禁エフェクトが眩しい作品です。「ちんぽが光る」というだけで面白いのですが、この作品はそんな面白要素を飛び越えて謎の感動まで光らせてきます。30歳になって冴えない人生に絶望して自殺をすることにした主人公のちんぽはひょんなことから直視できないくらい光り輝きます。その結果彼がどんな人生を歩むかというのがこれまた本当に光ってて……春谷との場面でうるっときて、締めでぐっときました。「ちんぽが光って泣けるってどういうことだよ」、いやホントそうなんですけどそうとしか言いようがない。マジでオススメです。


【愛しているなら/姫路 りしゅうさん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082022981739

 乳首あてゲーム!

 ケツだのちんぽだの光りまくってる第七回こむら川小説大賞で、今度は乳首が光りますかそうですか光りますかとばかりに読んでいくと、冒頭で「えっ」となって、そこからぐぐっと結末まで読まされてしまう怪作。すごい、乳首が光るだけでここまでミステリアスな雰囲気出せる? ︎︎乳首が光るギミックだけだよ? ︎︎と思わせつつ、ちゃんと乳首を光らせた意図も人間関係もしっかりしてるんですよ。むしろ乳首が光るだけだから、この話はやや拗れているのだと思う。「俺の乳首は光らない」がキーワードになるのもとても良かったです。


【光る☆小早川さん/まさかミケ猫さん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082052875617

 光る女子高生!

 特異体質で生まれてきた子と恋愛がうんたらかんたら……みたいなのは結構定番の設定だと思います。でもこういう作品、なんかマイノリティとの付き合い方とか結局誰も理解してくれないとかで悲劇になりがちじゃないですか(偏見)。でも小早川さんは最初から最後までトッポみたいにぴっかりんこなんですよ。どこで不穏になるかと心配になったのですが、小早川さんはずっとピカピカしてるんです。絶対きゅんきゅんできる作品です。きゅん保証します!


【光源/惟風さん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082013931316

 お前が光るのかい!

 お題の「光」を書こうとすると同時に「闇」も書かないと光は際立ちません。そういうわけで闇の世界を書いている作品と多いのですが、こちらは光と闇のコントラストが絶妙なバランスで成り立っていると思いました。主人公の中に広がる不安と焦燥にジリジリしたと思ったら、カラっとやってくる結末の勢いが凄いです。個人的に主人公の中で物語が全部完結しているところが好きです。こういう主人公、大好きです!


【光を、もう一度/ぴのこさん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082052990803

 すごい好き好き作品!

 お題「光」では物理的な光のほかに、「あなたは私の光でした」というような比喩的な用い方をする作品もたくさんあります。こちらの作品は主題を「あなたは私の光」方面で使いながら、きちんと物理方面でも光らせてきます。でもその光を外から視認できないのがまた何と言うか、すごいなあと。光ってるんだけど、見えない。光ってるからこそ、見てはいけない。でも犯罪のお話だから苦手な人は注意してください。秋犬さんの推し作品です!


【久遠の光/ごもじもじ/呉文子さん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082124484972

 その光はダメええ!

 お題の光をうまく使ってるなと思った作品です。海の底だから光は届かず、人魚は地上に憧れを持って光を見たいと思いました……というような話に見せかけて「そうくるか!」と膝を打ちました。見たくはないですけど、すごくきれいな光なのだろうと思います。どこかで「きれいだから」と持って帰ってみんなに見せたりしたら大変なことになってしまう光ですから……。昨今の世界情勢とかこの夏の時期とか、そういうときに考えたい話だと思いました。神の力、すごい光なんでしょうね。いろいろお話の外を想像できる興味深い作品でした。


【人魚の光/晴田墨也さん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082132150315

 浜辺に引き止めておいてくれ!

 サーフィン仲間の男性二人の物語で、「成人男性を人魚と呼ぶなんて……」と思うのですが、最後まで読むともう人魚なんです。海に入りたい人魚を陸に引き上げる話で、「人魚」が一体どんな存在なのかというのを考え始めると止まらなくなります。「人魚って人間を海に引き込む魔物のはずなんだよな……」というのも相まって、更に二人の絆がぎゅっと詰まってくるところが良かったです。お盆の時期に読みたい作品でした。


【感光/灰崎千尋さん】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082012208125

 すごい好き好き作品2!

 お題「光」でこのモチーフを思いつかなかった自分が悔しい、と思うほどモチーフ選びが素敵だと思いました。写真を撮る女の子と撮られる女の子のお話で、光になりたいという彼女と暗室で二人きりになるという展開にドキドキしました。写真を現像する暗室には途中で誰か入ってきてはいけないのですが、そのドキドキと主人公のドキドキや透明を望む少女の儚さがぎゅっと詰まって息が出来ないほどでした。秋犬さんの推し作品です!


 以上、第七回こむら川小説大賞序盤戦ピックアップでした! また読んだら今度は中盤戦くらいでピックアップする予定です。お盆の終わりくらい、かな……?

 ついでに秋犬さんの参加作品も読んでください!

【ガラクタの灯台】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082146816036

【夜に探す】
https://kakuyomu.jp/works/16818093082472874160

 あと「揚げモノ小説祭り」も開催しているので、興味のある方はお願いします。ひと言で言うと「盆土産のえんびフライを書こう」です。こちらは8/31までやってますので、詳しくは概要をお読みください。

【夏の揚げモノ小説祭り】
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081749695625

 それではあちー夏を楽しみましょう(。・ω・)ノ゙

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