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『抜剣入刀生死不問!』完結しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884847436

 正確には第二部完結で、第三部もまたやりたいなと考えていますが、一旦彼らのお話はここで終わり。不死身の少年、逸脱者の剣客、クソ仙人の疑似家族物語、見事に幕引きでございます。

 書いている間はいろいろ悩んだり、焦燥感に駆られたこともありましたが(というか、今も続いてますが)、それでもいつも読んでくださる方、感想をくださる方、はてはファンアートを描いてくださる方までいて、とてもとても励みになりました。私がこの作品を愛していると共に、皆様の応援という二輪でもって、ここまで走り抜けることが出来たと思います。
 応援ありがとうございました。

 と、挨拶が済んだところで、本編こぼれ話などを。書いていくうちに色んなことが変わっていったなーという振り返りです。

■ウーくん
 どう考えも8~9歳児らしくないお子様。脳みそが15歳相当だからしょうがないんですが、もうちょっと小学生マインドを発揮させても良かったかもしれません。武術キチで刀剣フェチで年上に弱い。
 倫理観がだいぶアレで肝が据わっているあたり、故郷での教育のほどが伺い知れる恐ろしい子。

■コージャン師父
 とにかく人相が悪いのは定番のネタ。書く前はもっと気軽にウーを殺す横暴な人間でしたが、実際に動かすに当たってどんどんマイルドに調整していく形になりました。あと子煩悩具合がすごくなった。
 武侠ものにはたまに「西域の出身者」「胡人」が出てくるので、そういう出自が持たせたくなり、「カイムタガーン」の設定が出来ました。
 博打恐怖症とか神魁流の先輩方とかの話もまた書きたいです。
 しかし酷い目に遭う予定だったけど、本編であんなことになるとは最初私も思ってませんでしたね……。

■狗琅真人
 もともとは「人でなしジュイキン(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881870171)」にほぼ名前だけ言及されていた人物で、漠然としたマッドサイエンティスト設定だけありました。そっちに名前出すまでは、「狗仙人」というひどい仮称だったことも。
 生死不問で書くにあたり、まずネタがなかったのでTRPG(秘神大作戦だったと思います)のライフパス表をダイスロールし、貧民街出身七人家族とか出たので、そこからアイデアが湧いてあの過去が設定されました。
 彼には酷いことしたなと思うけれど、本人は全力で人生を楽しんでいるのでまあオーライでしょう。

■チャ・ノイフェン&白魂蝶
 最初は予定になかったキャラなのですが、背景設定を考えていくうちに面白くなってしまい、出番を増やしました。感想くださる方の間では結構人気があるようで、やはり女子は強いですね。
 彼女たちの家族(パパとお父さん)や、二人が分裂する原因になった仙人など、語れるネタは残っているので、またどこかで活躍するかもしれません。

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