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さかしまみたいな日常

 ユイスマンス「さかしま」みたいな日常生活を送っている。
 ユイスマンスの小説「さかしま」における主人公にして語り部デ・ゼッサントは自らの部屋を自己の思う理想の世界としてそれを構築し、家に引きこもり悠々自適な生活を送ろうと試みる。

 ところで、私がこの小説を買おうか悩んでいた時、私の友人が
「その作品は、あなたみたいな主人公があなたみたいなことをしようとする作品です」
と言われて、期待満面に読み始め、あまりの辛さに半ばほどで読むのを放り投げている。何故辛いのかと言えばオチを知っているからであり、そして、現在進行形で私の生活もデ・ゼッサントに近付いて……というか概ねデ・ゼッサントである。読めば読むほど区別がつけられなくなるのが辛いところだ。実際そのまんまなんですよね……。

 更新履歴を見て頂ければ分かると思うのだが、最近私は「ソルジャーズ・レビュー」を終わらせようと必死になって書いており、最近ようやくNo.4が終わり、No.5に入ろうとしていて、概ねNo.7までは続く予定であり、終わらねぇ。終われ。終わってくれよ……社会的に既に終わってるのに作品は終わらない……。
 なんでそう必死になってあの物語をクローズさせようとしているのかと言うと、リアル生活の変化等々によって書きたいアイデアの変質が起きる等していて、何となくデザインも思いついているので同人誌にしたいなぁという気持ちがあって、ついでにそこそこ評判が良いから書いている。読者からのフィードバックはこうやって作品の更新に繋がるから皆さんそういうのは積極的に送るべきですよ。別に私のじゃなくてもいいから。
 そこで私は社会から疎外されている身の上であるため、家に籠もって文字を書くか生理的欲求を満たすか以外のことを一切しないというどうしようもないプルーストじみた生活をここ一ヶ月ぐらいやっている。幸い、食べ物については親切な人が送ってくれたので生活はどうにかなっている。

 しかし体力の減少は正直に言って如何ともし難く、前の日曜に最近人と会うために神保町に行ったら脚が疲れて筋肉痛が生じて今もちょいちょい痛む。大して歩いてないんだけど身体は弱まっていく。本当にもう、なんか、アレだ。銀河鉄道999に出てくる「なまけものの鏡」みたいな感じだ。今も左ふくらはぎが痛む。

 概ね書きたいアイデアは二つあり、どちらも明らかに純文学志向の如何にも重ったるい作品で、正直私は長編をロクに書けたことがないので書けるかどうかはだいぶ怪しい感じがする。まぁでも期待してくれる人が居るから何とかしようと思うよ。何とかなってくれ……。

年度内にはソルジャーズ・レビューを終わらせたいんですが、No.7まで必要となるとああやっぱこれ無理だわってなる。結構気合入れて文字数重ねてるんだが駄目なもんはやはり駄目だ。適当に適度に頑張りたい。でも『頑張る』って文字列正直嫌いなんだよね、生きてるだけで褒めて欲しい。自殺未遂で生き残る類の駄目人間なんだ、私……

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