先々週、先週と「なろう」の方で徹攻兵が読み込まれた。
もともと「なろう」では二万字ぐらいを一話にしていた。
カクヨムに持ち込んだときに「三〇〇〇字くらいがお勧めだよ」という読者様のアドバイスに従って、百話に分割したが、「なろう」では二十二話構成だった。
その「なろう」で一日四十ビューとか、六十ビューの日がポロポロ出ていた。
そ、そんなに読んでもらえるものか?
つい、そう思い、自分で読んでみると「おもしれーーーー!」
……当たり前なんですよね。
既製品の左捲きな風情に苛立って、「自分に向いている作品は自分で書くしかねえ」と思い込んで作った、俺ツエー作品なんですから、僕が自分で読んで面白くないはずがない。
とんだ自画自賛というわけです。
そんな暇があるなら「アデル・ヴァイス」の続きをはよ書けということに辿り着くんですが、鬱ってのはなかなかなもんですね。
まず、フラッシュバックが起きるポイントが生まれました。
そこは、毎週必ず通らなければならない場所で、マジ意味なく焦るし苦しいです。
なぜか呼吸が荒くなります。
毎回じゃないんですけどね。
それと、僕の鬱は勤務中ではなく休日に襲ってくるのですが、今日がまさにそれでした。
というのも週半ばで僕の作業に起因するミスが発覚し、急いで修正したのですが、それでもここ二週間のデータに傷がついてしまいました。
それ自体は僕としても大変口惜しく、また実務部門に迷惑を掛けてしまったという点で大変恥ずかしく思っていたのですが、心のどこかで思っていたのです。
「そもそも、その設定がどこに波及するか知らないで管理させられている時点で事故を防げるはず無いだろ」
「なんでこうなったかっていえば、ウチの部門の作業を後回しにしてでもオタクの部門の作業を優先し、内容をしっかり吟味するのではなくスピード命で対応してきたからだろ」
と。
ところがその部門から帰ってきたのは事務的かつ厳しい叱責のお言葉。
一気に萎えてしまう自分が分かりました。
ここまで尽くしたのに、これで、こう?
と。
女性が上長をやると、こういう所で余裕が亡くなって、人情味のある対応が失われていくんだな、としみじみ思いました。
僕ももう、その部門を陰ながら応援することから縁を切ることにしました。
この金曜日、即ち今日は、もとから休みにしようかとしていたのですが、出てもよかったのです。
ただ、昨日の木曜日にぼんやりと、
休みたいな、
と思ってしまったので休みました。
すると今朝、来ました。
重苦しい感覚が。
精神科医は「朝起きたら十分間、太陽の光をお腹にも背中にも、全身に浴びてください」といっていましたが、そんなのは病気になったことのない人だからいえるのだと分かりました。
朝日が、うざったいんです。
一応名目上通院のためという建前で休みを取ったので、今日じゃなくてもいいのですが、薬屋、と呼んでいる精神科に向かいました。
これがいちいち重かった。
歩くのも、
電車に乗るのも、
降りるのも、
階段も、
道路も、
待ち時間も、
薬を受け取るのも、
帰るのも、
何もかもが重かった。
何よりもサニーサイドの陽光が「うざってぇ」と思わせてくれました。
お前がいつもどおり元気でも、こちとらうざったさと押し問答中なんだよ。
呼ばれもしねえでしゃしゃり出て来やがって、とっとと帰んな。
そんな気持だったのです。
お天道様より重たい鬱とは、我ながら笑ってしまいますがきつかったのだから仕方がない。
誰から何をいわれようと、僕が僕自身として感じた感性なのだから、誰にもなにもいわれる筋合いはない、そんな陽光のうっとうしさだったのです。
まだまだ、鬱なんだなあ。
ということだけはしっかり分かった金曜日でした。