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あとがきのようなもの-『夜明けに捧ぐ鎮魂歌』-

しちみです。腸活はじめました(どうでもいい)

本日、4月17日6:00の更新をもって、『夜明けに捧ぐ鎮魂歌』完結いたしました。マーレファよりは長い45話+幕間+断章の47話です。最後まで読んでくださった方には心からお礼申し上げます。

さて、恒例のあとがきのようなものです。いつものようにネタバレ注意。


もともとこの作品は、別名の短編として投稿していました。削除したのは最近なので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。いずれ長編にしようと考えてはいたものなので、あるべき形になった感じです。

短編から来てくださった読者の方もいて、嬉しかったです!

短編に関しては、データはそのまま残してあります。内容が丸々第一幕のダイジェストなので、とりあえずお蔵入りにしています。ご要望があれば『夜明けに…』の幕間に組み込もうかと思っています。

この短編からさらにさかのぼれば、もともとはまったく別の世界のお話として考えていました。

しかし、この中東風シリーズの構築をしていく中で、気づけば長い時代の流れの中の話として組み込まれていました。『マーレファ奇譚』ができるまでは、『夜明けに…』が最初のエピソードだったとかいう話も。


結果的に二作目になった『夜明けに捧ぐ鎮魂歌』。じゃっかんヨーロッパ入ってるので書きやすかったです(

イェルセリア新王国のイメージは、ヨーロッパトルコとペルシャのまぜこぜ。古王国はもう少しペルシャ色が強かった模様。

執筆する側の全体の感想と反省は、ちょっと雑なところがあったかなー、という感じです。特に第二幕中盤、執筆が難航しただけになんか勢いでどうにかした部分が所々あります。探さなくていいですからね。

もう少し練って掘り下げてすればよかったなあ、と思わなくもないです。……そうすると鬱展開と戦闘シーンの山で血反吐吐くことになる予感しかしませんが。

フェライ、ルステム、チャウラ、デナンの若者四人組にはだいぶ助けられました。フェライ以外の三人は、第二幕ではチョコチョコ出てくるくらいの予定でしたが、思いがけずよく走り回りましたね。決戦の地まで来てしまって、この展開は予想外でした。

反対に、ギュライとタネルはもう少し出番があってもよかったな、と反省しています。まあ、ここで聖女と従士のことをやりすぎると次の話が(げふんげふん)

終わり方はまあ、最初からああなる予定ではありました。書きながら、どこまでを描くか悩んだときもありましたが、最終的には当初の予定通りに収まりましたね。『永遠の青』とは逆に、『夜明けに…』はこうなるべきだったと思っています。

フェライがその後どうなったかは、想像にお任せしますね。(ヒント:断章)


そして、次の作品の話です。

次の作品は、三作の中でもっとも構想期間が長いお話です。長さも一番ではないかな。下手をすると『永遠の青』か『ぼくらの冒険譚』並みになりますね。

雰囲気も、比較的ライトです。少年漫画を読む感じになるんじゃなかと予想しています。内容についてはまだ伏せておきますが、一つ言うと「断章」は元の作品と次の作品を繋ぐ話なので、「断章」で想像を働かせてください。

公開日は5月1日か7日、どちらにしようか悩んでいます。
ファンタジー小説コンテストに合わせていきます。久々のコンテスト参加です。にぎやかし気分で、かるーく作品だけ投げておきます。

では、予告も済んだので今回はこの辺で。

『夜明けに捧ぐ鎮魂歌』ならびに記事を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

また5月にお会いしましょう!

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