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『宝石の蟲』第4章完結!キャラガタリ

こんばんは。
なのるほどのものではありませんが、『宝石の蟲』第4章完結させた私です。

『宝石の蟲』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884631433


さて、今回のお客様は槇の前職の先輩、鷺沼(サギヌマ)の奥様と『自信のつく石』。そして、ジェミィの会社の占い師、壬鷹(ミタカ)登場のお話でした。
本編中になかなか生々しいDV描写があり、ちょっと胸糞悪かったかもしれないです。急ぎ、レーティングを「暴力表現あり」に変更しました。


鷺沼夫人の前向きな豹変、美談のようなしめくくりになっていますが、実際めちゃくちゃ怖い話です。
過ぎた自信は正常な判断を失わせる要素の一つです。彼女はその要素を一生背負うことになってしまいました。
壬鷹はそのことを込みにして「ハッピーエンド」を予言していたので、きっと悪いことにはならないはずですが、この懸念を一番理解して憂いていたのは朝霧でした。

それでも朝霧は「蟲」を利用して石を作る稼業をやめるつもりはありません。
それは「七歳の誕生日直前にはっきりと聞き取れた呪い」に関係しています。彼女の寿命に関する呪いです。
……このあたりの話は別の形でまた書こうかなと思います!

ところで、第4章での槇の遠山への行動について、間宮との会話、朝霧との会話で少し触れるシーンがありました。
存外、多少の罪悪感のようなものが、槇にもあるんですね。(驚き)
槇は書いてみないと、何考えてるかわかんないことが多くて、楽しいです。


初登場の壬鷹についても触れておきます。
彼はジェミィお抱えの占い師。人には感じることのできないものを視る力があります。正直彼が一番、人間離れしている登場人物です。
彼はどちらかと言うと「予知」に近いことができる人です。鑑定を行うとき、この石と関わった場合、自分がどうなるのか? ということを視ています。
また、物事を感覚的にとらえることに長けています。そこにいるモノ、コトがどういう本質を持っているか? を直感的に理解します。
朝霧への既視感も、そういった感覚的にとらえたときの話をしています。

壬鷹と槇と出会った後の描写はあえて書きませんでした。
槇が壬鷹に対して凄まじい警戒を見せたところさえ見せれればよかったので。
あの後、壬鷹は槇を観察して満足し、すんなり帰っていきましたとさ。

ああ、語りすぎた。さあ、次の第5章で最後です!
正しくはアフターストーリーもありますが、第5章で完結となります~
乞うご期待です~。

▼イメージイラストはtwitterで公開中なので、そちらも是非
https://twitter.com/i/moments/1068862943473758208

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